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「千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話」

 本の情報を得るのはTwitterとnoteが多いのだけど、この本はTwitterで見つけた本。
 タイトルも長いけれど、内容も気になって読んでみた一冊。

 この本、面白い。想像の斜め上をいっていた。

 ここまで極められる人はやはりすごいなと。世界が違うなと。本当に尊敬する。深さが違う。こういうすぐ深掘りできる人をすごいな、と思う。そういう知識を身につけるために大学に行ったはずなのに私は全くだな、と漠然と思う。今と同じく、やってるつもりでも、ぼんやり過ごしてしまったのかもしれない。

 病気だったりで狭い箱の中にいるようでも、世界への窓が開かれているのだなと。インターネットは偉大だ。
 私はせめて英語がわかるようになりたい。一向に上達しないけれど。

 この本を読んでいると、私にはとても創作なんてできそうにもないけれど、創作されたものをどんどん読みたいなと思う。創作するにもいろんなプロセスや、蓄積や意志や状況があって、生み出される奇跡みたいなものなんだな、と思う。

 誰かに罵倒されたらそれを品詞分解していくという癖もなんか面白いコーピングだ。その手があったか。見習いたい。

 個人的に興味のあるシオランの話も面白かった。また読んでみようかシオラン。
 そして何よりもルーマニア文学読んでみたくなった。

 世界は広い。知らないことばかりだ。


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