学費と国力

国力なんて言葉を使うと全体主義の右翼だと思われそうだ。けど、自分の国の国力は大切だと思う。裕福な家庭の方が色々なことができる。貧しい家は最低限のことをやれるかやれないかだろう。国でも同じこと。国力が高ければ国民は幸せになりやすいと思う。少なくとも私達は今のところその恩恵に預かっているのは事実。それについては先輩達に感謝しないとね。
なぜ日本がここまで先進国になれたのか、日本人が勤勉だから?前提条件ではあったかも知らないが、国民のほとんどが日本語というびっくりするくらいマイナーな言語しか喋れない極東の島国がここまで発展した理由はそれだけではないと思う。大きく分けて2つあると思う。
一つ目は人口。ある程度の市場規模と労働者が確保できたからという話だが深掘りするのはまた今度にしよう。
今日の本題は2つ目、日本人が高い水準の教育を受けてきたから。
 経済成長は、物的資本、労働力、技術革進の三つの柱によって支えられているが、教育は、労働者の実力すなわち労働力および技術革進の質的向上に貢献することによって、経済成長を促進させる重要な因子である。なお、労働力とは管理職としてのマネジメント力も含めて話していることにご留意いただきたい。日本は基本的に年功序列である。歳を重ねたら管理職になる。これが機能するのも多くの労働者が高等教育を受けているからだろう。日本の大学進学率が60%程あるのは喜ぶべきことだと思う。
なんで今日のテーマがこれなのか。東大の学費値上げ騒動のニュースを見たからである。抗議で警備員が怪我はあってはならない。抗議する側は学生という弱い立場である(じゃあ辞めればと言われてしまう退学させられてしまう立場)、世間を味方につけるために身を潔白で賛同を得られるように活動しなければならないと思う。私としては、東大の後追いをする傾向があるだけになんとか頑張って欲しいという気持ちが本音。ただ、なりふり構わず迷惑ぶち撒けるのは良くない。東大の学費値上げしてもいいじゃないか論に東大生の家庭の平均年収の高さを上げてる人がいた。平均という事は平均以下が約半分いるだろうということ。まずこの理論ではその人達を切り捨てている。教育にはお金がかかる。教育が終わって働くまでは基本的に穀潰しである。学費の値上げはダイレクトに影響をあたえる。そして、子供が多い家のことを切り捨てているということ。教育費の高騰は少子高齢化に大いに関わっているだろう。子供にお金をかけれなくなるから1人だけしか産まないとか、よく聞く話である。
話足らないがまとめると学費値上げは社会全体の教育水準の低下と少子高齢化を引き起こすだろう。つまり国力が低下するのである。

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