見出し画像

大人とは

大人とは?また、あなたは大人だろうか?
この問いに自信を持って答えられる人は意外と少ないのではないだろうか?

そもそも大人の定義とは?
以下、wikipediaより。

大人
・十分に成長した人。成人。
・考え方や態度が十分に成熟していること。思慮分別があること。

一般的な大人といったら前者だろう。
成人。法定年齢で大人とされている二十歳以上の人のことを言う。
所謂法律上での大人だ。

一方で、「あの人は大人びている」「大人だなあ」などといった使われ方をする場合は後者の意味で使われる。
成熟、思慮分別がある。これは"大人"とされている人の必要条件であろう。

では、成熟している、思慮分別があるとは一体どういうことか。
これはいろいろ意見があるだろうが、分解してみると私の中では次のような要素を含んでいると考えている。

・人それぞれが自分の価値観があると認めることができる人(境界線を引ける人)
・自我が確立された人
・自分で自分の責任を持てる人
・無闇矢鱈に感情的にならない人
・人に譲れる人(自分本位でない人)
・他人の秘密を守ることができる人
・教育ができる人

思いつく限りでざっとこんな感じ。

私がハニホーなんかの性格診断をすると大抵「歳の割りにとても成熟した考え方を持っている」というような結果が出る。
自分では全くそうは思わないけれどいろんな診断でそういう結果が出るのだからそうなんだろう、たぶん。

なぜそうなったのか紐解いていくと、どうやら幼少期の過ごし方にありそうだ。
私は男兄弟の長男であり、父親を3歳の頃交通事故で亡くしている。
その後は母の女手一つで育てられたことから、自然と責任感が強くなったのかもしれない(たまに責任感に押し潰されそうにもなる)。
まあそんな環境で育ったわけだから、母を支え弟の手本になるために早々に子供っぽさを捨てざるを得なかったんだと思う。

良くニュースなんか見てると子供のインタビューなんかが流れることもあって、その話しぶりから家庭環境が想像できることも多いけど、ときどき信じられないほど大人な言動をする子供を見ることがあって度肝を抜かれる。
わかりやすい例で言うと市川海老蔵さんの息子の堀越勸玄くんなんかがそうだろうか?
やっぱり子供と大人って単純に年齢だけで区切られるものでもないと思う。

最近は外見が子供のまま成熟するネオテニー(幼態成熟)という個体がいることがわかっている。
いろいろな本に書かれているがどうやら人間にもネオテニーがいるらしい。

作家の村上春樹は30歳成人説を唱えている。
「精神年齢でいけば今の30歳は、昔の20歳くらいにあたる」という考え方のことらしい。
なるほど、一理あるなと思った。

今年、2019年 新潮文庫の100冊にもなっていた燃え殻さんの『ボクたちはみんな大人になれなかった』を読んだ。

完全なタイトル買いなんだけど、すごく面白かった。
大人のラブストーリー。オススメ。

我々アラサー世代が大人になってから身に染みるものだと、アニメポケモンの主題歌「ポケットにファンタジー」だろうか。
小林幸子の声が身に染みる…。

お後がよろしいようで。


いつもありがとうございます(^^) よろしければマガジンもご覧ください(^^)v