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【初心者向け】同人イベントにサークル参加する時の、スペース番号・お品書き・サンプルを投稿するタイミングと方法の解説

同人誌を頒布している友人にX(Twitter)での投稿方法について口出しをしたので、今後の自分のためにもいい感じに宣伝する方法をまとめておくことにしました。

概要

前提

筆者は一次創作漫画を書いていますが、ジャンルを問わず使える内容を目指して書いてあります。ただし、二次創作などではマッチしない部分もあるかもしれません。

想定読者

  • 頒布にあたって、既存ファンの取りこぼしをしたくない人

  • どちらかといえば漫画向け

書いてあること

  • お知らせ等の投稿内容

  • 投稿タイミング

  • 投稿のやり方

書いてないこと

  • 作品に手を加えるようなこと

  • 各種画像のデザイン方法

  • 新規ファンを増やす方法


最終的な状態

各投稿が、以下の図のような引用関係になっている状態を目指します。

投稿タイムスケジュール

  1. イベント参加情報投稿: 1ヶ月前〜3週間前

    1. 参加イベント名、タグ、スペース番号、サークル名、サークルカットを投稿

    2. 名前にイベント名とスペース番号を追加

  2. 新刊サンプル投稿: 1ヶ月前〜数日前

    1. (すでにあるなら)DL版・通販のURLをリプライツリーで記載する

    2. (すでにあるなら)お品書きを、リプライで引用する手法で相互に紐づける

    3. (上記いずれもない場合)イベント参加情報を、リプライで引用する手法で相互に紐づける

  3. お品書き投稿: 〜1週間前

    1. イベント名、タグ、サークル名、自分のスペース番号、お品書き画像を投稿

    2. (すでにあるなら)サンプルを、リプライで引用する手法で相互に紐づける

    3. (すでにあるなら)DL版・通販の販売情報を、リプライで引用する手法で紐づける

  4. DL版・通販の販売情報投稿: 各種URLが公開されたタイミング

    1. (すでにあるなら)サンプルを、リプライで引用する手法で紐づける

    2. (すでにあるなら)お品書きに対して、DL版・通販の販売情報を紐づける

      1. 相互に紐づけてもOK

固定ポストの優先順位

プロフィールに投稿を固定する『固定ポスト』はその時点で最も重要な情報をフォロワーに見せるために使用します。イベント開催前後で分けて解説します。

イベント開催前

イベントに参加する人にとって最も有用な情報を固定にしておきます。

  1. 【最優先】お品書き

  2. イベント参加情報

  3. 本文サンプル

  4. DL版・通販の販売情報

イベント終了後

イベント終了後は、本文サンプルかDL版・通販の販売情報を固定しましょう。どちらを固定しても一長一短ですので、うまく使い分けてください。

  • 本文サンプルを固定

    • 新規フォロワー向け。初めての人にとっては「まずはこれを読めばいい」ということがわかりやすい。

  • DL版・通販の販売情報を固定

    • 既存フォロワー向け。新規投稿などでプロフィールに飛んだ時に、新作の発売情報があると嬉しい。

普段は既存向けにDL版・通販の販売情報を、他の投稿がバズっているなどして新規フォロワーが多い時は本文サンプルを固定するといいかもしれません。

X(Twitter)で、リプライで引用する方法

実際に投稿する内容の解説の前に、この記事で頻出するリプライ内に引用を含める方法を解説します。
知ってる人は読み飛ばしてください。

こんな感じのやつです。

ひとことで言うと、リプライの文末に、引用したい投稿のリンクを記述することで実現できます。

以下は図解です。

まずは投稿のリンクをコピーします。赤枠で示したアイコンをクリックしてください。

シェアメニューが出てくるので、「リンクをコピー」をクリックして、投稿のリンクをコピーします。

リプライを投稿します。リプライ投稿フォームを開き、リプライの文面を入力し、先ほどコピーしたURLを文末に追記して、投稿します。

すると、このようにリプライ内に引用が含まれます。

この記事ではこの手法が頻出するので、やり方を覚えておいてください。

イベント参加情報

スペース配置が発表されたら、イベント参加情報を投稿します。
投稿内容のめやすは以下です。

  • 【必須】参加イベント名

    • イベントのタグがあればそれも

  • イベントの基本情報

    • 開催日、開催時刻、開催場所など

  • 【必須】自分のスペース番号

  • 【必須】サークル名

  • 【必須】サークルカット

まあ大体こんな感じでいいと思います。

【タイミング】1ヶ月前〜3週間前(スペース配置発表がされた直後)

おおよそイベント開催日から1ヶ月くらい前にスペース配置が発表されます。いわゆる『当落発表』というやつです。
自分のスペース番号が判明したら、なるべく早めにイベントに参加する旨を投稿します。

【重要】名前にイベント名とスペース番号を追加

スペース配置が発表されたら、名前の末尾にイベント名と自分のスペース番号を記載します。イベント参加のお知らせ投稿よりも、むしろこっちの方が重要です。

イベント参加情報とサークルカットをシンプルに投稿

この段階でのイベント参加情報の投稿自体の重要度はそこまで高くないので、参加する旨と現段階で決まっていることをざっくり書いておけばOKです。
投稿内容よりも名前の変更忘れに気をつけましょう。

お品書きをリプライで追記する

これについては任意です。
スペース配置発表後、しばらくしてからお品書きを投稿するのが一般的な手順です。
もしお品書きを投稿したら、イベント参加情報をいいねやブックマークしている人のために、それらの続報をリプライで繋げておくとより親切です。

リプライ内に引用を含める手法で情報をつなげる

本文サンプル

本文は他の項目と異なり、作者の好きなタイミングで完成・公開できるようになるので、人によって公開可能時期が大きく異なるでしょう。イベントに申し込みをしてから原稿に取り掛かる人もいれば、先に原稿を描き始めてからイベントに申し込む人もいます。

ここでは作品としてでなく、イベント前のサンプルとして投稿することを解説します。
それ以外の公開は好きなタイミングでしてください。(描き終わったらすぐ公開したいですよね。)

【タイミング】1ヶ月前〜数日前

先に書いたように、投稿できるようになる時期がその時々で大きく異なるのですが、サンプルは早くて1ヶ月前程度に投稿しましょう。お品書きのタイミングにもよりますが、ギリギリならば前日でも良いと思います。

もしも1ヶ月以上前に新刊サンプルになりうる本文を公開している場合、特にイベント名などを含まずに投稿している場合は、再投稿するか、再投稿が嫌な場合は引用で新刊サンプルであることを再提示した方が良いでしょう。古い投稿は単純なリポストをしても新刊サンプルとして認識しにくいです

【重要】サンプルへのリプライでDL版・通販情報を追加する

サンプルの末尾にはDL版・通販情報をリプライで繋げます。それらの情報がない場合はイベント参加情報またはお品書きを繋げてください。これは絶対に忘れてはいけません。なぜならばサンプルが一番拡散されやすく、目につきやすいためです。
見た人が「いいな!」と思ってくれたその瞬間に、作品の購入やサークル番号の保存ができるようにしましょう。

時間に余裕がある場合は、DL版や通販ページの準備ができてからサンプルを投稿すると、取りこぼしが少なくて済むでしょう。

DL版・通販情報のリプライは引用を使わず、リプライにURLを書いた方が良いです。引用を使うと、リンクをクリックする前に引用されている投稿を表示する必要があるため、クリック数が増えてしまいます。販売ページまでのクリック数は少なくしましょう。

また、サンプル以外で本文を公開している投稿がある場合は、そちらにも販売情報をリプライで追記しておきましょう。

要するに「続きはFANBOXで!」です。

サンプルは宣伝っぽさを薄める

これは筆者の個人的な感覚と一次創作ジャンルの性質が大きいですが、サンプルではイベント情報は少なめにするか、いっそのことない方がいいです。イベント関連情報はイベントのタグをつける程度にしましょう。
見た人に宣伝だと思わせず、作品だと思わせるのが目的です。フォロワーには普通の作品として見てもらい、拡散してもらいましょう。

サンプルです。ぱっと見は普通の漫画の投稿に見えます。

お品書き

頒布価格が確定したら、お品書きの作成作業に入ります。
お品書きツイートの記述内容のめやすは以下です。

  • 【必須】参加イベント名

    • イベントのタグがあればそれも

  • 【必須】サークル名

  • 【必須】自分のスペース番号

  • イベントの基本情報

    • 開催日、開催時刻、開催場所など

  • コメント

    • 特に新刊の有無は書いておく

  • Webカタログ等外部リンク

  • 【必須】お品書き画像

お品書き投稿のサンプル。文字数に余裕がなかったので開催場所は書いてないです。

【タイミング】〜1週間前

イベント開催日の1週間前に出しておけば良いでしょう。それより早くてもOKです。
ただし、イベント開催直前(前日、前々日くらい)に投稿するのはおすすめできません。特に大きいイベントの場合に顕著ですが、サークル数が多いために前日にチェックをしない人も多く、拾われない可能性があるためです。

イベントの基本情報も書いておく

イベント名だけでなく、開催日、開催時刻、開催場所という即売会の基本情報は書いておくとなお良いです。イベントに行くモチベが低い暇な人が足を運んでくれるきっかけになります。

【重要】お品書き投稿をサンプルと紐づける

サンプルがすでにある、またはサンプルを投稿したタイミングで、リプライで引用する手法でお品書きとサンプルを相互に紐づけます。
お品書きを見た人がサンプルをチェックできるよう、またサンプルを見た人がお品書きにアクセスできるようにしておきましょう。

DL版・通販の販売情報を末尾に追加する

すでにDL版・通販の販売情報を投稿している場合は、お品書きのリプライツリーにリプライで引用する手法で販売情報の投稿を紐付けてください。イベントに行けない人向けへの販売ページへの誘導となります。

DL版・通販の販売情報

DL版や通販での委託販売を利用する場合、販売ページや通販のURLは重要です。投稿を忘れないようにしましょう。
記述内容のめやすは以下です。

  • 作品名

  • 表紙

  • 本文サンプル

  • 【必須】販売サイト名とURLのリスト

値段については、セールで変動することがあるので特に記述しなくても良いと思います。

【タイミング】販売URLが全て公開されたら

各サイトの予告または販売ページのURLが一通り出揃ったら、販売情報をまとめて投稿します。これをDL版・通販情報の本体とします。
作品名などの作品情報に各種販売サイトの名前にURLを添えて投稿してください。

必須ではないですが、予告URLが発表されたらそのタイミングで予告開始の告知を、販売開始されたら同じくそのタイミングで販売の告知を投稿すると良いでしょう。このタイミングの投稿はあくまでも告知にとどまりますので、任意となります。
DLsiteやFANZAには予告と販売開始のお知らせを自動で投稿する機能があるので、ぜひ設定しておいてください。

【重要】販売情報を各種情報にリプライで紐づける。

DL版・通販情報したら、各種情報に追記します。

本文サンプルへの通販情報の記載は引用を使わずに直に販売サイト名とURLを記述します。詳しくは本文サンプルの項目を読んでください。

お品書きをすでに投稿している場合は、お品書きのリプライツリーにリプライで引用する手法で販売情報の投稿を紐付けてください。イベントに行けない人向けへの販売ページへの誘導となります。

イベント前日の挨拶

イベント前日の挨拶は、最後の一押しという形で投稿します。前日のサークルチェックで事足りるような、中小規模なイベントの場合は、忘れ去られないためにも投稿しておきましょう。

【タイミング】イベント前日

イベント前日になったら、お品書きを引用し「明日はお願いします」等の文面を添えて投稿します。

前日の挨拶の例

投稿文テンプレート

各投稿向けのテンプレートを残しておきます。

イベント参加情報

{開催日(曜日含)}に開催される{イベント名}でスペースをいただきました!
【{スペース番号} {サークル名}】です!
よろしくお願いいたします!
{イベントのタグ}

お品書き

■{イベント名} お品書き■
{開催日(曜日含)} {開会時間}〜{閉会時間}
{場所} {スペース番号} {サークル名}

{新刊あります!的な一言}

pixiv: {pixivに投稿したお品書きのURL}
WEBカタログ: {WEBカタログのURL}

{イベントのタグ}

DL版・通販の販売情報

{作品タイトル}
DL版と通販で販売中です!

FANBOX: {FANBOXの販売URL}
DLsite: {DLsiteの販売URL}
FANZA: {FANZAの販売URL}
メロンブックス: {メロンブックスの販売URL}

おわりに

以上、いずれかの投稿を見たら必要な情報にアクセスできるように投稿の方法を考えました。スペース配置発表があった時からイベント開催日まで、毎週コンスタントに新情報を投稿ができるといい感じです。
既存のフォロワーやお品書きが気になった人たちに、新刊を手に取ってもらいましょう!

なお、この記事のことが今の筆者にできているかというと、あんまりできてません。この記事を書きながら抜け漏れがあることを実感しました。精進します。

参考


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