そうさくしょうじょ-碧月-制服ver./メイキングのようなもの
塗り終わって随分経ってしまいましたが、メイキング(のようなもの)を纏めたいと思います。
必死になるとすごく飛ぶので分かりづらい所が沢山あるかもしれません。ご了承を…。
線画を描いた紙(今回はワーグマンの細目側です)をボードに水張りします。水張りについては下記のページで触れているので、そちらを御覧ください。
上の画像ですが、水張りをしてマスキングが終わった状態です。マスキングとは「白抜きしたい」ところに特殊なインクを乗せて絵具を弾くようにすることです。あとでそれを剥がして紙の白地が出るようにします。
今回使ったものはシュミンケホラダムのマスキングインクです。
とにかく紙を傷めない。ホルベインのものと比べるとかなり高価なものになってきますが、本当に段違いで使いやすいです。ホルベインのものを否定する気はありませんが、単に使いやすさで言うと水で薄めて細かいところもマスキングできるところなど幅広い表現に挑戦できると思います。
形態としては瓶入りをおすすめします。ペンタイプだとどうしても詰まってしまって結局使えなくなってしまったので…。二回目は瓶入りを購入しました。
マスキングインクは水色をしていて、どこをマスキングしたかわかりやすいようになっています。
塗る順番はあまり意識していないのですが、今回は肌から塗っていきました。使った絵具はターナーのU-35から「トランスペアレントピロールオレンジ」(左)と「ライトオレンジ」(右)です。トランスペアレントピロールオレンジはほっぺたに使っています。
両方とも透明水彩ではないのですが(U-35はアクリル絵具です)、透明度で言うとU-35も負けてはいないと思います。そしてとても鮮やか。肌は明るく仕上げたいので、アクリル絵具を使うようになりました。
ここからは透明水彩を使っています。かなり必死になっていたので写真撮りそびれています…。
絵具をベタベタ飛ばしているところはクサカベのハルモニアシリーズを使用しました。新色12色も綺麗です。
髪の色など塗り込んでいきます。主に使ったのはホルベインのミネラルバイオレット、キナクリドンバイオレット、W&Nのウィンザーバイオレット…あたりだと記憶しています。ほっぺたはもうちょっと派手にしたいなと思ったので、更にU-35のトランスペアレントピロールオレンジを重ねました。
結構ごちゃごちゃ色を混ぜたりするタイプなので、一枚を仕上げるのに多分結構な種類の絵具を使っているかもしれません。…実際パレットの多さを見ていただければお分かりかと思いますが、全部で50色くらい絵具を持っています。
…かならずしも多く持っているからいい、というわけではないと思っていて、どちらかというと少ない色数で纏めた方がきれいなのでは?と感じています。
大体全体が終わったかなと思ったので、マスキングを剥がしていきます(瞳の下部分の白がマスキングを取ったあとです)
髪のマスキングを剥がして、髪を中心に白いアクリル絵具(リキテックスベーシック)をスパッタリングで飛ばしました。
スパッタリングに関しては少しこだわりがあるので、また機会があれば触れたいと思います。あまり小さい飛沫ではなく、大きめにボトボト落ちているくらいが好きです。
…と、こんな感じで仕上げていました。
取り込んで調節したのはこちらになります。
メイキングのようなものも、定期的に記事が書ければなと思っています。またお暇な時にでも読んでいただければ幸いです。
使っている道具などもまた記事にしようかと思います!
それではここまでお付き合いありがとうございました。
鴇乃【Tono】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?