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噺家の手ぬぐい 桂しん華


なんか、あり得ないタイミングで手ぬぐいを渡された 笑。一昨年の7月にぎわい座でのこと。芸術協会と合同で行われるので前座さんは芸協の桂しん乃ちゃん。元々ウチの協会で前座修行をし、二ツ目にもなってから辞めて伸治師匠のお弟子さんになった。前座からやり直したので芸歴は長くこっちにいたらもう真打。その日楽屋で働いていたしん乃ちゃんに「もうすぐ二ツ目じゃない?」と尋ねると「はい、ちょっと待ってください」と前座部屋に戻って「来月から二ツ目に昇進します!!」と『桂しん華』の手ぬぐいをぶつけられた 笑。まだ前座、二ツ目になっていない者から手ぬぐいを自ら渡されたのは初 笑。仕方ないので「おめでと」と御祝儀。ウチの協会の時もあげてるし…二度目だ。相変わらずの不思議ちゃんぶりである。

手ぬぐいはお友達にお願いしたそうですが、「ねこ。バックに花と星。麻。スミレ色。宝塚っぽい雰囲気でとお願いしました」…そう、猫と宝塚歌劇団をこよなく愛する人間です。

コメントはツッコミどころ満載 笑。

「師匠が『小治(こはる)』『治乃(はるの)』『しん花』『治々(じじ 猫のジジより)』『治五郎(じごろう 五番弟子なので)』など芸名を考えてくれましたが、『治呂利(じろり 浅草演芸ホール看板猫より)と治五郎と迷いましたが、タカラジェンヌらしい『華』という字を使って『しん華(しんか)』になりました」

…さて、どこからツッコもうか?
・元々治呂利は師匠は候補に挙げて無い!
・タカラジェンヌらしく…お前、タカラジェンヌじゃねぇ〜だろっ!!
・結局『しん華』って、ナニが結局だっ!!

柄の『麻』は魔除けの意味がある。

「怪我なく楽しく生きてまいりたいです。前座時代、楽屋裏で転んで救急車で運ばれ顎を縫いました。芸協事務局が私の怪我と蝠丸師匠の怪我を事例として提出して芸能労災ができるきっかけになりました。落語界に貢献できました?」

う〜ん、どうだろ? 笑

「五十年以内に真打になって猫カフェと宝塚バウホールでお祝いの会を開きたいと夢見ております」

わけわからん!!一生夢見続けてください!

畳紙『寿 桂しん華』は書家であるお父様の文字。彼女も良い字を書く。

「二度目のお祝いありがとうございました。お健やかに爽やかな日々をお過ごしくださるようお祈りいたします  しん華」

ハイハイ、ありがとねェ 笑。

noteとYouTubeの拡散のお願いメールしたところ、こんな返信が。

「SNS、Twitterなど永久凍結されてしまい使えずすみません」

流石だな 笑。




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