見出し画像

すもももももも、もものうち。読めば「感動農家」の桃が食べたくなる!

ミニピーチの販売を開始した。「ふくおとめ」と「ひめこなつ」という品種だ。和歌山県内の大きな桃農家さんでも、なかなかこの品種を育てられている農家さんには出会わない。さすが康平さん、という気持ちがまた強くなる。

*今年度のすももの販売を開始しました!
▼すももといえばコチラ!大石早生すもも▼

▼さくらんぼサイズで濃厚甘い!メスレースモモ▼

スモモと桃の季節直前になると、産地には少しずつそわそわとした雰囲気が漂ってくる。6月に入ると、週替わりに色々な種類のスモモや桃の収穫が始まるのだ。 今回はミニピーチの生産者さんでもあり、桃やスモモ、柿など、季節ごとに感動を届ける果物農家、「感動農家山本農園」について書いていこうと思う。

贈答用にも大人気の「感動農家山本農園」の桃

1粒ずつ糖度測定、品質に絶対の自信

和歌山で有名な桃の産地といえば「あら川の桃」の里、桃山町が思い浮かびやすい。しかし、その桃の産地から車で30分ほど離れたこの山東の地にも行列のできる直売所があると知り、農園をはじめて訪れたのは一昨年のことだ。暖簾の文字を見る前に、人の多さで農園の場所が分かってしまった。ここが、「感動農家山本農園」の直売所だ。

県外ナンバーの車もちらほら。直売所には暖簾がかかる。

お客さんに混ざって順番を待っていると、糖度と価格が記された手書きの表を手渡していただいた。

いつもスーパーで買う桃と変わらないおいしい桃も、12度以下ならこちらの農園では「普通桃」と分類されている。一方、倍の値段の15度桃がすごいスピードで売れていく・・・。繁忙期なのに和気あいあいとした楽しい雰囲気の漂う直売所。収穫されたばかりの桃がテンポよく、糖度測定されては箱詰めされていく。

1粒ずつの糖度測定は、たくさんある山本農園さんのこだわりの1つ。初めて食べた方にファンになってもらうために、常連さんを感動させ続けられるように・・・繁忙期でも決して欠かさないプロセスだ。

15度の桃がダントツの人気。わけあり桃の販売も。

山本農園11代目、康平さんが面白い

到着して数分で、なんだかとんでもない魅力のある農園だという事に気づいてしまった。「並んでいただいている間にどうぞ」と手渡していただいた、スモモも果汁たっぷりなのにのどが渇きそうな甘さで、こんなところでも感動させられてしまう。

この日、贈答用の桃の箱詰めをされていたのが、山本農園11代目の康平さん。とにかく話が面白い。色々と楽しい話をさせていただいたな、と感じているころには、桃生産知識ゼロの私でも桃の魅力と生産プロセス初級編がしっかりと叩き込まれてしまっていた。聞くと、もともとは学校の先生だったらしい!納得。

感動農家山本農園の旗をもつ11代目、康平さん

後日、畑の見学も行かせていただいたが、珍しい品種から定番品種まで、覚えきれないくらいの品種の桃とスモモを生産されていて、ぐるりと畑を回るだけで45分かかった。

畑の説明を聞いていると、収穫するまでのすべてのプロセスで、「果物が甘くおいしくなるほう」を選択し続ける、そういった積み上げと築き上げが甘い果物を育てる土壌を作り、最高に甘い果物をつくるのだということが腑に落ちる。草生栽培をしているという畑の土の表面はふわふわしていて、少し掘り起こすとしっとりとろりとしたテクスチャー。土の中の生態系を壊さないように、除草剤も使用しない。

果物が最高においしくなるタイミングは、もちろん完熟の時。だから康平さんは、完熟収穫にもこだわる。糖度測定は食べていただく方へ届ける前の、最後の確認作業という立ち位置だ。

スモモサイズのミニピーチ、販売開始

「おいしく育てる秘訣がある」と書かれた1枚の紙をいただいた。就農してからトライアンドエラーを繰り返し、確立した桃作りのメソッドだ。康平さんは、すべての品種の桃とスモモにこれを活用している。もちろん、このミニピーチも例外ではない。

スモモのサイズなのに、しっかりと黄桃の味が楽しめるのがこのミニピーチの凄いところ。「桃が大大大好きで、シーズン早く早く食べたい欲張りさんのためのレア品種!」というだけあり、収穫できるタイミングは各種1週間程度。メインシーズンの桃に比べて爆発的な糖度が出るものは少ないが、糖度測定で12度以上を保証。
早くお届けしたい気持ちをぐっとこらえて、こちらもモチロン、完熟収穫だ。

6月中旬からはスモモの季節

スモモの収穫はミニピーチ収穫時期直後の、6月中旬からスタートする。私のお気に入りはサポランボサイズのメスレースモモだが、甘さと酸味のバランスが絶妙な「大石早生」やグリーンの皮なのに実が真っ赤で、見た目以上の甘さにおどろいてしまう「ソルダムスモモ」も人気選手だ。随時追加予定なので、是非是非チェックしていただきたい。

プリっとしたフォルムもかわいい「大石早生」。

甘い、美味しい!以上の感動を

感動というのは、意外性と一緒にやってくることが多い気がする。良い意味で期待を裏切られる、そんな感覚が忘れられない経験として心に残ることが多いのだ。秋先にTwitterで「感動農家山本農園さんで柿を頼んだら、一緒にレモンが届きました!」という投稿を目にした。すかさず康平さんから「騙されたと思って、柿にレモンをかけて召し上がってみてください!」とのコメントが。

単に売る、買うという経験以上の価値がそこにあると感じた。これからも色々勉強させていただきたい!!!

まとめ

桃の季節が始まる前に、どうしても書きたかった「感動農家山本農園」さんの記事を公開した。運営者としては、5STAR MARCHEで購入していただい気持ちは大きい(笑)けれど、近くに来られるタイミングがあれば、是非直売所に一度足を運んでみることをおすすめしたい。常連さんとのやり取りや、お母さんや康平さんが教えてくれる桃のお話をきくと、もっと強くこの農園の桃の魅力を感じられるはずだ。

ONLINE SHOP はこちら


この記事が参加している募集

ご当地グルメ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?