書きたいこと。書かないとやってられないこと。

書きたいことを考えていると、あんまり書くほどのことはないなぁ、つまらない人生だなぁ、とか思ってしまう。だけど、自分が書いたものを恥ずかしながら見返してみると、書きたいから書いたから、というよりも書かざるをえなかったり、書かないとやり場がない怒りや不満だったりするのだと思った。つまり、書きたいから書いているのではなく、書かないとやってられない、と思うから書いているのだと思う。

最初は自分の書いたことが誰かの役に立てばいいとか、おこがましいことを思い書いていたのだが、結局は、書くということを不満のゴミ箱みたいに使って書いてしまっていて、これでよかったのかなぁ、と反省してしまう。ただ、そういう不満がないとパソコンに向かう気にもならないし、モチベーションも少ない。ことごとく、ネガティブなものをガソリンにするどうしようもない性格なのだと思ってしまう。

一方で、やっぱり心が乗っていないと、書いていても面白くないというか、多分読んでもその「心の乗ってなさ」は伝わるんだろうと思うので、難しいもんである。やっぱり自分には創作なんていう高尚なことはできないんかなぁとおもってしまう。

でも、そんな時にチャールズ・ブコウスギィなんかを読むと、まぁこれでもいいのかな、とも思えるのだが、また、不満ばっかりもそんなにないしなぁと思ってしまい、また、不満だけをかける人も羨ましいなぁとなる。

それでも自分の書きたいと思うことを絞り出し、パソコンの前に座り、」キーボードを叩ける人は本当にすごいと思う。手が止まることはないのかなぁ。

一体自分が本当に書いて伝えたいことってなんなのか。それは自分ではわかっているつもりなのだけど、それが、不満を起点にした形でしか文章になんないところが困ったところ。つまり、不満を持った時に、自分の中で本質的なところと触れ合っているのがわかるから、そうならざるを得なくなる。ただ、自分自身は他人に不満を持ちながら生きていくのが嫌なので、あんまりそういう不満を持ちたくないし、めんどくさくもある。そういう時に一番心が活発に動くんだから疲れるったらしゃあない。もう少し生きやすくならないかなぁ。

それでもなお、だれかが面白いとおもって読む人がいたらいいなと淡い期待を抱きがちなところが、また自分の浅ましく、恥ずかしい、青い部分だなぁと思い、今日を過ごす。

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