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【詩】仮面舞踏会

張り付いたままの仮面は
偽りを永く演じていた代償だ
どこかに置いてきた感情は
もう戻りたくないと言う
見かねて言葉も逃げ出した

水面に映し出された私が
こちらを見つめている
光の失われた世界に
無言がこだまする

合うはずのない視線が合うと
私は消え去った
そこにあった景色も消え去った

見上げるとそこは偽善の世界
熱風が淋しく心に寄り添う
過充電された世界がせわしなく騒いでいる

今日も仮面姿の私は踊りだす

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