【詩】ノイズ

鳥が朝からおしゃべりに勤しんでいる
木々は朝日に照らされ嬉々とする
夜に蓄えたであろう光線を放ち
太陽が私の目をこじ開けた

そこはノイズに包まれた世界
感情が右往左往する
フル活動する五感についていけず
宙に浮く私は言葉を吐き出す
吐き出された言葉の数々は
何と繋がりたいのだろうか
無言はいないのと同じ

怒りも哀しみもない世界と共鳴し
魂は奥へ奥へと誘われる
そこは珊瑚が踊る海の中
母の温かな腕につつまれて大事に大事に守られる

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