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子育てした時に自分の親に思ったこと

人並みには親に感謝していたつもりではある。親自身のことより子どもである私のことを優先してくれることがたくさんあった。中学生の時は毎日お弁当を作ってくれたし、高校生の時は雨が降れば車で学校まで送ってくれた。大学生の時は一人暮らしをして毎月仕送りをたくさんしてくれた。なんで私のためにこんなにしてくれるんだろうと自分の子どもができるまではすごく思っていた。

でも自分の子どもができて感じたことがある。自分の子どもに何かをしてあげたいっていうのは当たり前だった。私の家庭は共働きなので子どもたちには保育園に行ってもらっているが、毎日迎えに行ってご飯を食べてもらって、お風呂に入れて、布団で寝てもらうように私がすることは苦労ではなく当たり前であり、喜びだということに気が付いた。自分の子どものために何かしたいというのは内発的に出てくることだったんだ。娘の為ならかなり自分の生活を犠牲にしても大丈夫だった。娘が喜ぶなら絶対に子どもがいない時には口にしなかったファストフードも店にも行くし、全く興味のない女児向けのアニメ映画も楽しみにして観に行くことができる。

自分の子どもが産まれてまさか自分の親への感謝が薄れるとは思っていなかった。自分の親が自分にしてくれたことはかなり当たり前のことだったのである。
むしろ怒られたり嫌なことをされたり理不尽な思いをさせられたりしたことがよくも実の子どもにそんなことができたなと思うようになってしまった。私だったら自分のこどもにそんなことはできないと思うことをされてきた気持ちが日に日に強くなっていってどうしようもない。字が上手く書けなくて泣かされたこと、私が頑張って作った物を全否定されたこと、どうでもいい中学生のころの定期テストでちょっと低い点をとったことでかなり怒られたことなどもう思い出さなくてもいいようなことまで思い起こされてしまった。

きっと親に対する生まれてしまった否定的な気持ちも、私の子どもが成長したり自分の立場が変化すれは変わっていく気もする。自分が現在どんなことを考えているのか、未来の自分に伝えたくてnoteに初投稿してみた。

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