線維筋痛症とは?
はじめに
みなさん、こんにちは。
ゴマもキナコも大好物な胡麻きな子です(さらっと名前の由来暴露)。
おもしろおかしいことが大好きでツボにハマるとよく笑い転げているごまですが…
実は10年程前から難病である「線維筋痛症」と共に生きております。
ごま自身、今まで持病について多くを語ることはありませんでした。
病気に対する考え方は人それぞれです。
自分が病気のことを口にすることで、お気持ちありがたいこともたくさんありましたが、反面深く傷ついたことも数々ありました。
傷つく経験が増えることで、病気のことを口にする回数が減っていきました。
ですが…
最近心の変化がございました。
ごまがイラストレーターとして活動することを考えたきっかけは、根本を探ると持病と向き合い始めたことがきっかけだったと気付いたから。
だから、今こうして少しずつ、イラストを仕事としてカタチにしていけているわけです。
そのきっかけをくれた病気を頭の隅っこに置いてイラスト活動をするのは、ちょっと違う気がしてきたのです。
私がイラストを使って発信する力があるのであれば、少しでも病気のことを社会に向けてメッセージを送ることが、私がイラストレーターとして活動することへの真意に近づける気がしてきたのです。
このnoteをはじめた理由の一つに、持病の情報発信も含めてもおります。
ご挨拶記事「はじめまして、胡麻きな子です✨」にも書き記しております。
よろしければそちらも一読いただけますと幸いです。
さて、今回の記事では、私の分かる範囲で線維筋痛症とはどんな病気か、どんな主症状があるかを簡潔に紹介させていただきます。
健康な方も、病気を疑いはじめている方も、既にご病気をお持ちの方も、はたまた他のご病気を抱えている方も・・・
拝読後に改めてご自分の体をご自愛くださるきっかけになりましたら幸いです。
線維筋痛症とは?
①どんな病気?
「線維筋痛症」とは、「長期的(3ヶ月以上)に身体のあちこちの広い範囲に強い痛みが伴う病気」です。
日本で線維筋痛症が注目され始めたのは21世紀に入ってからのこと。
近年ではレディーガガ様など著名人が患ったことでメディアに取り上げられ、以前より周知されることが多くなりましたが、まだまだ知名度の低い新しい病気です。
一般的な血液検査や画像検査では痛みの原因をみつからないことが特徴で、「仮病」や「痛むわけがない」などと誤解されることも少なくないのが悲しい現実です。
でも、線維筋痛症は尋常でない痛みを本当に感じているのです。
また痛みの他に、様々な症状を合併することもあり、またすべての症状がすべての患者さんに同様の症状が現れるとは限らず、「一人ひとり症状が違う」ことも周りの理解を得られない原因のひとつでもあります。
線維筋痛症の患者さんが多種多様の苦しみを抱えていることをご理解くださいませ。
②どんな症状があるの?
主症状としまして、「全身の広い範囲にわたり痛みが生じ」ます。
【主症状】
全身疼痛(疼痛とは医学的に痛みのことをさします)
以下、主な痛みをまとめてみました。
関節痛
筋肉痛
頭痛
肩こり
腰痛
腹痛
骨盤痛
こわばり…etc
上記の痛みもほんの一部です。
多くの場合、いきなり広い範囲が痛くなるというわけではなく、特定の場所の痛みがずっと続き、気づいたら徐々に広がっていくようです。
私もそのパターンでした。
痛みの程度もそれぞれ患者さんによって違います。
比較的軽度で体を動かせる程度という方もいれば、激痛のあまり寝込んでしまう方、中には気を失われる方もいらっしゃいます。
発症の原因や痛みに関することは多くのことをお伝えしたいため、また改めて別記事にて書き記すことにしたいと思います。
更新までもう少々お待ちくださいませ。
話を戻しますね。
線維筋痛症の厄介なことは、痛み以外にも身体的・精神的・神経症状を引き起こすことです。
【身体的症状】
疲労感
倦怠感
冷え性
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)
過敏性腸症候群
胃痛
吐き気
排尿痛
排便痛
口内炎
ドライアイ
ドライマウス
乾燥肌
微熱
生理痛
月経困難症
下腹部膨張感
呼吸困難
脱力
失神…etc
【精神的症状】
不眠症
中途覚醒
不安感
うつ状態
集中力減退
無気力...etc
【神経症状】
しびれ
めまい
けいれん
味覚障害
聴覚障害
神経過敏...etc
上記の症状もほんの一部です。
またすべての患者さんがすべての症状を抱えているわけではありません。
ただ、上記でもお話しました通り、線維筋痛症は症状が多岐にわたります。
そのため線維筋痛症と診断されるまで時間を費やす場合が多いと聞きます。
ドクターショッピング状態になることはグレーゾーンの方にとってはとても苦しいことです。
苦しんでらっしゃる方々が一日でも早く適切な診察が受けられることを願うばかりです。
これすべて私自身です
ちなみに。
上記は私の今まで経験した症状です。
箇条書きでお伝えしてるのでなかなか伝わりにくい部分もあるかと思いますが、線維筋痛症と病名が診断されるまでは…いえ今もですね、自分が自分に殺させるのではないかと思うような痛みに悩み脅えております。
そしてやはり、社会からの疎外感を感じた時は、とても辛く苦しいものでした。
それでも幸いなことに。
元々この前向きで楽しむことが好きな性格ということが今の自分の基盤となり支えてくれていて、線維筋痛症と真正面から向き合うことができてるんだと思います。
また、私1人ではできないことが多くなってきている中、線維筋痛症を共に理解し支えてくれる家族、そして私を応援してくれる仲間たちがいてくれることが、私の生きる気持ちを後押ししてくれて、本当に嬉しく感謝しております。
本当にありがとうございます。
私自身の症状も併せて、線維筋痛症との生活や向き合い方など、もしみなさまのお役に立てるようでしたらnote記事で随時発信していけたらと思います。
おわりに
線維筋痛症は痛みの他に症状が複雑にあるため、なかなか適切な治療を受けられない方がまだまだ多くいらっしゃいます。
今後も私の分かる範囲で線維筋痛症の記事を多く展開し、一人でも多くの方に届けられるよう発信していきたいと思います。
読者の方お一人お一人に、今流れる時間が少しでも穏やかに感じられますようお祈りしております。
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