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これから医学部に入りたいと思った方へ 〜 医学部で大変なこと 〜

書こうと思った内容を急遽変えたので、今回は少し昔話を。

もう大分昔の話なので、多少史実(?)と異なる部分もあるかもしれませんが、お許しください。


医学部に入ると大変なこととといえば、もちろん勉強が大変、と思うかもしれません。
実際勉強はものすごく大変です
(部活動が盛んな大学であれば、部活動に入ることがほぼ必須になるような状況もあると思いますが、これは部活さえ選んでしまえばいい問題なので、それほど影響はないでしょう。)

問題はそう、試験勉強です。
400とか500ページとかある教科書一冊が試験範囲といった、そういう次元ですので、部活をしながら、アルバイトをしながら、となると試験前は徹夜になることも日常茶飯事です。
徹夜で勉強して、記憶定着のために1時間だけ仮眠をとって、そのまま試験へ。
そして、その試験が終わると翌日にまた同じような試験があるので、また徹夜して1時間仮眠をとって試験へ、、、といった具合です。

とはいえ、徹夜自体はやってしまえばいいだけなので、それほど苦ではありません。(もはや勉強に対する感覚はこういう次元ですね、、、)
むしろ苦痛なのは、周りにいる同級生があまりにも記憶力がいいことです。

これから医学部に入る人、入ろうと思っている人は覚悟してほしいのですが、私の体感では、30−50%の人が映像記憶能力の保持者です。
つまり、そうではない能力者の人たちは、映像記憶能力者と試験で戦うことになることを覚悟しておいてください。

実際、こういったことも何度も言われました。
「そんなに何回も読んでも書いてあること変わらないでしょ」
「教科書なんて2回か3回読めば、どこに何書いてあるか分かるでしょ」
「試験前に教科書読んで、テストでは教科書に書いてあること書けばいいだけじゃん」
などなど、、、。
(今でも「じゃあ、○ページの左側のページには何が書いてある?」と聞いて『○○でしょ?』と言われて、愕然としたことを覚えています。)
それは心も折れるわけです 笑

雰囲気を掴んでもらうために、どんな感じか、を体感してもらいましょう。
google で 「クエン酸回路」と画像検索して下さい。
これを1分くらいじっと見るだけで、何も見ないで書けるようになる人達がたくさんいるんですね。

とはいえ、それでも気合で長い時間勉強すればなんとかなるものです。
あまり心配しすぎずに入学してください。

そして、(私と同じ)記憶力の悪い方、『この教科は何を学ぶ学問なのか』考えてから勉強すると記憶の定着も良くなります。
決して記憶超人と同じ戦い方をしてはいけません。
我らには我らの戦い方があるのですから、愚直に、地道に、突き進んで下さい。

検討を祈ります。

(公衆衛生ならいい本がありますから、プロフィール欄を参考にしてくださいね、、、ボソッ)

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