ころがっていくし、ころがしていく。

わたしは、ひとの声を聴くことが好きです。
じぶんの声も好きです。声が通らないのが玉にきず。
じぶんの声で寝られる✌️。

声の表現のことが知りたくて、ちょっとだけ
演技や発声の授業をうけていたこともありました。
そこで、同じクラスになった人たちの自己紹介を聴きながら、
ひとつ心から思ったことが、

声ってひとりひとり、違うんだ、って。
ぜんぶ違うってめちゃくちゃ面白いな！！！って。

当たり前のことなんですけどね。

それぞれ骨格が違うし、筋肉のつき方や響かせる場所、
声の大きさや発音のクセ、たくさんの要素を掛け合わせていくから、
同じになることの方が稀なはずです。しかも成長や加齢で変わるし。

声を作るための要素をたくさん用意して、それらをうまく組み合わせれば、
表現の幅が広がる、または声を特定の誰かに寄せることもできる。
ってことなのだと思います。

…。だいぶ横道へ逸れたので、本題へ参りましょう。

なんか好き、と思い続けている声について、言葉にしたいのです。
なんなら、みなさんにも聞いてほしいのです。←それが目的。

それは、SHINee オニュさんの声です。歌声です。

ONEWさんの声のイメージ

オニュさんの歌声は、フィジカルの強さをめっちゃ感じるんですよね。
でも、ただ「力強い」声ではないというか。
ぶんぶん気持ちよく、余裕を持って素振りしてると言いますか。
力任せで飛んでいってしまいそうなものを、
安定的にコントロール下に置いている。みたいな、
そういった「靭さ（つよさ）」のある声？？で。
（やわらかく、しなやか、かつ丈夫、のようなイメージ）

わたしはオニュさんの声に空のイメージを重ねていることが多いようです。

HARD (2023)のアルバムレビューnoteでは、
Identityという曲の感想でこう言っていました。

“オニュさんの声がコンサートチャイム（打楽器：縦に金属の管が並んでいるのど自慢のやつ）みたい。お空に近い、まろやかキラキラの音がする。”

のど自慢でよく鳴らされてるチャイム（コンサートチャイム）的な明るい音色（おんしょく）と上品な雰囲気から「天（空）」を連想しています。

空、のイメージもある一方で、地面？地下？なのかな？
冥王がいるとしたら、こんな説得力の声であってほしい、とかも思う。

これは、オニュさんに出会った当初から抱いている感想なのですが、

”世界に果てがあるとしたら、そこに立ちはだかっていそう。”

ひゃんのX（旧Twitter）

というのがありまして。


落ちていってしまいそうなところを掬い上げてくれるパターンとか
ただ単に「果て」をわからせる、目の前に壁をドーーーン！と置く、
ただただ冷酷なパターンなど、、さまざまなタイプが有る（表現できる）と思うのですが、どちらにせよ、

落っことさないでいてくれる気がする。んですよね。

ずっとそばにいて付かず離れず行動しているわけではないのに、そういう、「落っこちそう」な時に阻止してくれる、少し離れた高いところから全体を見渡しつつ、隅っこには気を配っているような。

（書きながら、わたし今マリオカートのジュゲム🐢⛅️の話してる？って思った。あれはもう落ちてるんですが。）

○という共通認識

この表現が合っているのかはわからないけれど、

オニュさんの声は、余地があるというか、
聞き手の想像力を乗せて、
さらに遠くへ、高みへ、そして深みへ行こうとする、
不思議さがあるように思います。

その声と旅する「聞き手」の私たちは、それぞれの人生や経験から、
移ろっていく空や固い岩のように
人間の手では操作できないことがたくさんあることや、
壊れていくことと壊れないことのどちらにもある永遠、を
きっと、わかっていて（潜在的に知っていて）。

その中で「普遍のもの」や「循環するもの」
（または「当たり前であってほしいもの」とか）を歌うときに、
オニュさんにしかないもの、がより発揮される。
そんな気がしていて。

”O（Circle） ”を聴いてほしいです。

だから聴いていただけないだろうか。
オニュ（ONEW）の”O（Circle） ”を。

この曲が出た時、
まず歌詞のことばのわかりやすさと詩としての美しさに驚いて。
（字幕ONにすれば日本語訳もついているので、是非）
そして、
すべてに在る、巡り巡ること、をこんなにすんなりと歌われてしまっては、
もう、ごくごくと飲むしかないと、
その声と一緒に旅に出るしかないと思わされたのでした。

このCircleアルバムは、
全曲をループさせ続けてもずっと飽きのこない音楽にあふれた、
本当に居心地の良い場所です。全曲触れていただければ幸いです。

Circle - The 1st Album

どうして好きなのか、なにに心を掴まれているのか、
言葉にするのはやっぱり難しいです。
つらつらと考えをまとめてみたものの、
正解はわからないし、ないとおもうので。
自分の思うことをまずは第一にしてくださいね。

地球はまるいし、手が届かないところで世界は勝手にころがってしまうし。
人生は私が転がしていくものだけれど、止まりたい時もあって。
止まったとて、誰かがちょっと押して勢いをつけてくれるかもしれない。
、よね！！

とにかくこのアルバムが好きだってことです！！！！！

ONEW 1st Full Album”Circle”
BillboardのえらぶBEST KPOP アルバム25選（2023年）での1位🥇
おめでとうございました！！！！！

ここまでお付き合いくださった方はありがとうございます！
良いお年をお迎えください🐉！　

2023.12.31 향 (ひゃん)

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↓P.S.
私は、○（丸）っぽい音楽のイメージがかなりはっきりあるのですが、
それについてはまた別の機会にするとして、
その○（丸）音楽イメージにすごく近くて
グルーヴ感（ドライブ感？）がとても好きな収録曲、
”Walk With You” (기억을 걷다 : 記憶を歩く)のリンクを貼っておきますね。

2024年も、みなさんが、みなさんにとって良い一年にできますように。