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「7割」の意識が大切だと思う、2つの事柄。

こんにちは!
株式会社リブセンスでPdM(プロダクトマネージャー)を担当しているあずまと申します。

リブセンス新卒入社社員を中心としたnoteマガジン「Livesense Letter」、第二回の投稿になります。
第一回は、プロジェクトリーダーを経験して得られた機会・学びについて投稿させて頂きました。

社会人になってからたくさんの気づきを得ていますが、
そうした気づきの中から、自分にとって大切な分量である「7割」という分量に関して、今回ご紹介してみたいと思います。

特に、学生や社会人1~2年目の方に読んで頂けたら嬉しいです。
(と書いたものの、半分つぶやきに近いので、煎餅でも食べながらご笑覧ください。)

「7割」ってどういう意味?

全然完全(=10割)じゃないけど、ある程度は骨格の定まったもの」。それが自分にとっての「7割」のイメージです。

「6割」でも「9割」でもだめで、この「7割」というバランスが、自分にとってとても大事な感覚があります。

「7割」を意識し活用出来てる時、いいリズム感で仕事を出来ていると感じることが多い気がします。
今回は、そんな「7割」の意識が大切だと思う、2つの事柄をご紹介します。


1: アウトプットの精度(戦略的に「7割」を目指す)

誤解を生まないように事前に断っておくと、これは決して手を抜くと言う意味では有りません

ニュアンスとしては、「『完璧にやらねば..!』、という意識を捨てて、最終的なアウトプットの最大化を目指す」というイメージです。

図式化すると下記の感じです。

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投下時間と生産高、つまりアウトプットの質は、基本的に逓減関係にあると思います。
言い換えると、ある程度までは効率よくアウトプットの質を高められるけど、徐々に、投下時間対効果が落ちてくるということです。

『7割』のアウトプット精度を正しく目指せている瞬間」というのは、その曲線の形に自覚的になり、自身で制御できている瞬間(状態)かなと思います。
ステップとしては下記のイメージです。

①: 投下時間対効果が悪くなる前に、アウトプットのタイミングを持ってくる
②: アウトプットの結果に対するフィードバックを受ける
③: 新たな逓減曲線に乗り換えて、最終的なアウトプットの質を高める


但し、あまりにもアウトプットの質が低い状態(例えば「3割」とか)で持っていっては、「もう少し自分で考えようよ」という結果になり、FBの時間が無駄になってしまい、いろんな意味で良くない
『0.7』という塩梅が、自分の感覚的には程よいのだろうなあ、というイメージです。

また、7割のタイミングでアウトプットを早めに出し自分の考えを共有することで、結果的にチームメンバーのインプット量も早めに増えることに繋がるため、チームメンバーの仕事の精度を高めるという副次的な効果もあるだろうなあと思っています。(一緒に考えてもらうことも含めて。)

とはいえ、意識するだけでは中々実行できないのも事実。自分は、「ピア・プレッシャーの利用」と、「ややタイトなスケジューリング」を意識して、なるべく上手く「7割」を目指せるように頑張っています。

具体的には、例えばMTGの中でやるべき事柄が生じた際は、MTGの終わりのタイミングで、確実に、次回のフィードバックMTG(あるいは共有MTG)を抑えるように意識しています。
また、抑えるタイミングも、「完璧にこなすには時間は絶対足りないけど、やること見極めて頑張れば形にはできそう」くらい先の時期に抑えるようにしています。

※一応補足しておくと、自分は元来完璧主義であり、加えて、StrengthsFinderで診断した一番の強みが「責任感」だったりもします。なので、数字の程度感や具体的な工夫の方法は、人それぞれかもしれません。


2: 自分の考えに対する自信(「7割」の自信を持つ)

仕事をしていると、意見を求められたり、むしろ自分から発信をしないと行けない瞬間が、何らかの形で必ずあると思います。「7割」の意識が活躍する2つ目の瞬間は、そんな瞬間です。


例えば、自分の考え・意見に1割しか自信がない状態で、社会人経験歴が自分より長い先輩・上司と議論すべきタイミングがあったとします。(当たり前ですが、新卒の議論の相手は殆どが自分の先輩・上司です。)

その人の性格にもよると思いますが、どうしても「自分が理解できてない部分もあるのかな...?」「自分の理解力不足で不必要に時間をとってもらうのも申し訳ないし...」などと、する気はさらさらなくても、心のどこかで忖度してしまう瞬間があるかもしれません。これでは、何も貢献できません。


一方で、自分の意見に9割以上の自信を持っていたとします。そうなると今度は逆です。「自分の言っていることは正しい。ちゃんと理解してくれれば納得するはず!」と言う姿勢になってしまう恐れがある。

そうなると、「相手が何を言おうとしているのか?」に対して傾聴する姿勢が失われてしまい、議論する目的が「自分の意見を通すこと」になってしまいかねません


そこで「7割」の出番です。「自分の言っていることは、完全に的外れではない。けれど、完璧とは程遠くて、まだまだ改善の余地がある」といった気持ちで議論に望むようにします。すると、少なくとも姿勢として、建設的に議論がしやすくなる気がしています。

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じゃあどうやって「7割の自信マインド」になるのか、ということですが、

7割まで引き上げる一つの方法として、最初は「この領域は、誰よりも自分が詳しい」と自信を持てる何かを作ることが、実体験から挙げられると思います。(自分の場合は、「担当事業のとあるユーザーフローの数値感・課題感に関しての肌感と理解度は誰にも負けない!」とか)
そういった自信を手始めに、実際に仕事で何かしらの成功体験を積む(積ませてもらう)こともとても大事だと思います。

9割から引き下げるには「社外の人との交流機会を設ける」、「別の人と仕事をする」「新しい業務・仕事をする」などして、自分の未熟さを客観視することなどが、個人的には良いと感じています。

こうして、自信の高低ラインを行ったり来たりしながら、成長を繰り返していくのでしょう。(因みに直近は、絶賛「低」から「高」を目指している最中です!(笑)頑張ります!)


まとめ

学生時代・社会人において、上記2つの「7割」に気づけず、散々失敗してきた経験があります。(直接的に指摘されたこともあるし、後で振り返って穴があったら入りたくなったりもあります。何なら今もあります。)
そういった経験を経ているので、余計に大切に思うし、もっと磨き込んできたいなあと思っているのかもしれません。


書きながら、まだまだ自分に足りないところ・意識が薄れているところも改めて認識できました。たまにアウトプットをすることは、やはり大事ですね。

ここまでお読み頂いた方、ありがとうございました!

Twitterも最近少しずつ動かし始めているので、宜しければフォロー頂けると嬉しいです。


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