「癸」生まれのあなたへ〜2023年の運気予報
2022年2月4日〜2023年2月3日は「壬寅(みずのえとら/じんすいのとら)」の年でした。
2023年2月4日〜2024年2月3日は、10年に一度巡ってくる、あなたの生まれた日と同じ「癸卯(みずのとう/きすいのう)」の年です。
どんな1年間になるでしょう?どんな1年間にしたいですか?
いっしょに探っていきましょう。
癸の性質は?
癸は「小さな水」です。陰陽に分けるなら、陰の性質を帯びた水の性質です。
水が霧になり、雨になり、雪になり、雹や霰になったり、小さな湧水が川となり大河になって海に注ぐように、常にその姿を変えながら、世界を巡っていくのが「癸」の人たちの大いなる才能です。
癸の人たちは変幻自在。
若々しくフレッシュで慈愛に満ちた柔らかなスマイルから、鉄壁のガードで誰も寄せ付けない氷の微笑まで、どれもあなたの素顔の一部です。
昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」をご覧になった方なら、主役の小栗旬さんが若者の頃は純朴でナイーブな小四郎スマイルだったのに、最後には孤独な恐怖の独裁者へと変貌していった演技が記憶に新しいことでしょう。小栗旬さんは、真冬の「癸」生まれです。
「癸」の人たちは、場所によって相手によって、自然に姿を変えます。周りの人たちからすれば、「癸」の人たちは捉えどころがなく、「どんな人」かを一言で表すことが難しく、その本心が見えないと思われていることもあるかもしれません。
水は動き続けることが大事
水の本質は「潤下(じゅんか)」です。雫がぽたぽたと下に垂れて、水が溜まっていくイメージです。とはいえ、ただたくさん溜まるだけでは、本来の水の真価は発揮されません。
そもそも水のあるべき姿は、流れ続けて、変化し続けることです。動きを停めれば、澱んで腐ってしまいます。
凍りついてすべてを止めてしまうことが必要な場面があったとしても、やがて氷は溶けて流れ出すでしょう。
小さな澱みや井戸の中にとどまりながら、世界のすべてを知った気になるのは、聡明なあなたらしからぬ所業です。
スケール大きく、縦横無尽に世界を巡ってください。
2022年は癸×壬=石門星の年
2022年は「壬寅」の年だったので、癸のあなたにとっては、癸×壬=石門星が巡ってくるタイミングでした。
五行の図で見れば一目瞭然です。
「癸」と「壬」は、同じ「水」チームに属します。でも、それぞれに陰陽の違った性質も帯びています。「お互いに共通項もあるけど、違いもあるのがあたりまえ」この意識が「石門星」の基本概念です。
「石門星」の意識とは?
石門星とは、互いの違いを認め、自他の境界線をしっかり守りながら共存しようとするクールな大人の意識をもつ星です。
例えば同じ「女性」というカテゴリに属していても、それぞれの個性やバックグラウンドは大きく違います。同じ地域に住んでいても、さまざまな立場の人がいるでしょう。
ざっくり大きすぎる主語で「日本人だから〜すべき」とか「子供を持つ母なら〜して当然だ」といった決めつけや思い込み、「女なら〜して当たり前」「目上の人の指示には従わなければならない」といった古くからの因習や、「越えられない試練はないからあなたもがんばって」といったテンプレ言論に対して、「石門星」のロックな魂は猛然と反発するでしょう。
石門星が巡るときは、ひとりぼっちでいるのはお勧めできません。立場の違う人たちと接したり、異質な環境の中に飛び込んだりしながら、2022年には「私はこういう人」「私はこうやって生きていく」とご自身の生き方を再確認なさった方も多いことでしょう。
石門星にとっては「いろんな人がいるよね」と、目の前の状況を理解することがなによりだいじです。それはときには達観であったり、諦めである場合もあるでしょう。決して無理に共感したり同化する必要はありません。
おそらく練度の高い石門星ほど、すぐに結論を求めたり、善悪の白黒をはっきりさせようとせず「いろいろありますよなー」と、グレーゾーンを抱えることができるのでしょう。
昔から石門星が「政治家」や「宗教家」の星であると呼ばれたのは、おそらくそのように「さまざまな人の存在を許容し、その言い分や思惑を理解した上で束ねる」懐の深さと力量が備わった場合であろうと思われます。
水→木へのスムーズな流れを確保しよう
2022-2023の干支は「壬寅」→「癸卯」です。
つまり天干→地支のあいだには、「水→木」という相生関係があり、無理なくスムーズにエネルギーが流れやすい組み合わせです。
こんなときこそ、この流れを上手に生かしたいですね。
ではちょっと飛び道具をご用意しますね。
じぶんだいじに→いまをいきる
わたしがこんなとき、みなさまへの解説に使っているのはこちら「五要素ライフサイクル」の図です。
↑ 講座レベルの情報みっちり!ですので、ぜひご覧になってみてくださいね。
癸の人にとって、水→木の流れはつまり「じぶんだいじに→いまをいきる」が強調される組み合わせです。
ものすごく極端にデフォルメして言うなら、こういう状態を想像してみてほしいのです。
ええ〜?「こんなのいやー!」そんな声が聞こえてきそうですが、そうですか?そんなに嫌ですか?
「じぶんだいじに→いまをいきる」
この流れを、適度に上手に使えるようになれば、オープンハートで快活でコミュニケーション力に長けたチャーミングな人として、あなたがますます輝くことになるでしょう。
アウトプットの力はますます重要
ちなみになにか発言したり発表したり、自分のなにかをアウトプットする行動を「自分が生じる」と専門用語では呼ぶわけですが、その説明がこちら。
ということで、ここまでが前置きです。
たいへんお待たせいたしました。
2023年の運気予報、お届けいたします。
2023年は癸×癸=貫索星の年
癸×癸 の組み合わせは、同じ干がふたつ向かい合うことになります。
毎日毎日、ひたすら雨が降り続いたら、世界はいったいどうなるでしょうか?
占い世界でのあなたの探検が、よりよい旅路となりますように!