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批判と差別は全く別物
私は俗に言う右翼系のブログや意見を見たり参考にしたりしているのですが、よく差別とも取れる発言も見受けられます。そういうのを見ると国をより良くするという同じ志を持っている人と思いづらいのです。ということで今回は批判と差別の違いについて辞書を使って意味を調べて個人的な意見を述べていこうと思います。
批判と差別の意味とその違い
批判
1 物事に検討を加えて、判定・評価すること。「事の適否を—する」「—力を養う」
2 人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること。「周囲の—を受ける」「政府を—する」
3 哲学で、認識・学説の基盤を原理的に研究し、その成立する条件などを明らかにすること。
差別
1 あるものと別のあるものとの間に認められる違い。また、それに従って区別すること。「両者の—を明らかにする」
2 取り扱いに差をつけること。特に、他よりも不当に低く取り扱うこと。「性別によって—しない」「人種—」
3 ⇒しゃべつ(差別)
批判も差別も引用内でいうと2番の意味で使われることがほとんどなのでその意味で比べて見ようと思います。
批判→2 人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること。「周囲の—を受ける」「政府を—する」
差別→2 取り扱いに差をつけること。特に、他よりも不当に低く取り扱うこと。「性別によって—しない」「人種—」
となるのですが明らかに意味が違うことが分かります。(分かっている方は分かっていることですが...)
ついでに「差別 意味」と調べた時に区別という言葉も出てきたのでそれも調べてみようと思います。
区別
あるものと他のものとが違っていると判断して分けること。また、その違い。「善悪の—」「公私を—する」
差別と区別の意味も全然違いますね。
個人的に思う批判、差別、区別の使い方と思うこと
上記のことから私の理解した3つの言葉の使い方など色々書いていこうと思います。
例えば、とある会社で同じ業務内容なのに社長が「お前は男だから給料は書いてあるとおりに渡そう。しかしお前は女だから書いてあるのの半分な」と言ったらそれは差別です。
その状況を知った記者が記事にて「その会社は不当な差別を行っていた。故に男女内の給料差を無くすべきだ」と書いたらそれは批判です。
記事を読んだその会社の面接で落とされたという男性がこれを機に会社を訴えるようです。実は入社にはある資格が必須なのですが彼は持っていません。就活時に見落としていたようです。落とした理由それは会社側の区別です。
...この例で分かりやすく、正しく使えているでしょうか?
おそらくなのですが私たちがこれらの意味を履き違えているから差別的な発言を引き起こしてしまうのではないでしょうか?これは実際に私が見たものなのですが、マイノリティの方に関するネガティブなニュースに関するコメントで「このようにこの人たちは害だから受け入れちゃダメなんだ。日本が壊れる。そういう人は全員即刻排除すべきだ」という意見と「この問題はAという組織の責任も大きいから本人とそこの対話を検討すべきだ」という様な意見が同じ思想を持つコミュニティ内で見られました。
私が見て一部信じている右翼も右翼の反対の立場の左翼も1歩間違えれば選民思想、差別主義者です。情勢が安定しない今だからこそ安定した目、例えるなら台風の目が必要なのではないでしょうか?
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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