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高校野球東海大会の観戦レポート

高校野球の春季東海大会を観戦したためそのレポートを書く。

自分が愛知県民であるため愛工大名電目線、個人的に好きな選手がいる大垣日大目線とした。


浜松開誠館対愛工大名電


3-1で浜松開誠館の勝ち。

初回、2回に浜松開誠館が1点ずつ奪い、そのままリードを保って勝利した。

感想としては、ものすごく浜松開誠館が圧倒的、という感じではなかった。でもなんやかんや浜松開誠館がリードしたまま試合が終わった、という感じ。愛工大名電は二度の満塁のチャンスを作りながら1点どまりだったのが響いた。


県大会の成績や今日の戦い方を見るに、浜松開誠館はチーム全体の総合力というよりかは少数の決まった選手が強い様子。試合前シートノックを見る限り、内野守備は愛工大名電の方が二枚くらい上手だと感じた。それでも勝ったのが、(失礼な言い方だけど)不思議な感じ。

静内君(浜松開誠館)

守備範囲広い。左中間寄り、右中間寄りのフライに追いついていた。マウンドにも上がり、最速139キロ。

秋葉君(愛工大名電)

キャッチャー。キャッチするとき、メジャーの選手のように片足を地面に沿って伸ばしていた。

柏工君(かしわく、愛工大名電)

今日の最速は139キロ。2回表にピンチを背負った場面で、少し気持ちの弱さが見られた。

笹尾君(愛工大名電)


第一打席でヒットを打ったのにそのまま代走を送られて交代。なんか可哀想。

有馬君(愛工大名電)

タイムリーヒット。全体的に打球を捉えていた。最速147キロ左腕と聞いていたが登板なし。

岩瀬君(愛工大名電)

「9番ピッチャー岩瀬君」のコールに球場が若干ざわつく。変化球が多かった。最速141キロで、今日投げた投手の中で一番速かった。

重複するけど愛工大名電の有馬君と、一年生左腕古谷君を見たかったが、登板なし。古谷君はそもそもベンチ外。

1年前からレギュラーだったキャッチャーの藤山君がベンチ外(愛知県大会では背番号2)。有馬君は愛知県大会では背番号1も東海大会は9。


大垣日大対津商業

5-4で津商業の勝ち。

大垣日大は9回に追いつくも延長11回に力尽きてサヨナラ負け。

三松君(大垣日大)

個人的に見たかったサウスポー。というのは、秋の東海大会で登板して136キロをマークして、オレの中で一躍話題に。今日は135キロで、秋は見なかった緩いカーブを効果的に使っていた。ストレートが指にかかっているように見えた。遠目に見ると、愛工大名電から広島に入団した田村君みたいだった。若干コントロールを乱しがちだった。

山田渓太君(大垣日大)

甲子園でもバントを決めまくった(3つくらい)山田君。今日も元気にスクイズを決めてバント職人ぶりを示した。

交代したあと、大垣日大の守備が終わりナインがベンチに戻るタイミングでベンチから出て出迎えていた。こういうの好き。

五島君(大垣日大)

5回途中から三松君に変わって登板。三松君が大崩れしたわけではなかったため攻めの継投だと思われる。ただ、この時のシートの変更がイミフ。山田渓太君を下げたのだ。三松君が1→7、五島君が8→1で、はじめは山田渓太君が7→8とコールされたが、五島君の投球練習中にセンター長澤君とコールがあり交代した。7回に五島君が集中打を浴びて4点を失い逆転を許した場面で、山田君がセンターにいれば、1←→8で入れ替えて投手交代、といった芸当ができただろうに。

話を五島君に戻すと、自己最速を4キロ更新する137キロをマーク。一冬超えて甲子園で球速上がっているかと思ったら上がっていなかったが、なぜか3月→5月の間に球速アップを達成。136キロを複数回マークしてて良かった。

また、6回にタイムリーヒットを打って出塁すると、投手のモーションを完全に盗んで二盗。さらに1点ビハインドで迎えた9回、先頭打者として打席に立つと死球で出塁。次の打者が三振に倒れるも盗塁を決めて同点劇に繋げた。7回に4点を奪われたり11回にサヨナラタイムリーを浴びたりと、攻守ともに得点に絡んだ。

河村君(大垣日大)

思ったのが、五島君、山田渓太君がセンターとレフトを守れて、三松君はレフト、長澤君がセンターと、ライトは頑なに守らない。ということは、恐らく背番号9の河村君の信頼が厚いのだろう。そのせいか、試合後の取材エリアで河村君が取材を受けていた。キャプテンは西脇君なんだけど…。

長澤君(大垣日大)

7回にヒットで出塁した直後、投手のモーションを盗んで走り出したものの盗めておらず、盗塁失敗となった。その直後の守備で交代になったのは懲罰交代ということだろうか。

高橋君(大垣日大)

サードの守備が比較的安定していた。バントしてきそうな場面で、バッターがバントの構えをする前からジリジリと前進してバント失敗を誘う場面も。ただ、11回のサヨナラの場面は勿体なかった。サード正面に強い打球が襲い、顔付近で打球を止めるもバッターランナーを刺せずサヨナラ。この打球、体で止めるのではなくてグラブで捕れなかったのかな?と思った。秋の東海大会で、至学館のサード、セカンドでも似たプレーがあった。つまり、一打サヨナラの場面でナーバスになったのか守備が雑になっていた。

古田君(津商業)

投球練習で制球を乱すシーンが何回かあった。最速129キロ。


最後に

東邦の三浦君、宮國君を見たかったが初戦敗退とのこと。明日も見に行こうと思っていたが、愛工大名電と大垣日大も負けたため行くのをやめにした。
有馬君、古谷君らは夏に持ち越しかな。

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