見出し画像

自分をようやく②

自分をようやく少しだけ理解できた気がしてからが勝負だった

どうすればいいのかわからず、大学に行ったり、バイトでサンドイッチ作ってるよりも、写真を撮ったりしてた方が楽しくて。

下手くそな料理は1人で家で始めちゃうと辛くなるから出来なくて。

とにかくバイトのシフトを減らして、学校も無理がないように行った。
学校を辞めるは最悪の結果だと考えて、それになるくらいなら、、みたいな考え方でいたから心は穏やかだった。

そして偶然そのタイミングで友達と遊ぶ機会が増えた。

まぁ私がバイトを減らしたから忙しい友達の予定に合わせられたというのもあるけど、お誘いが多かった。

そして、悩んでいたからというのもあって、全てに刺激を感じた。

よく考えると私の周りは全員料理を本格的にしている。

ホテル勤務の人、専門学校に行き、リストランテ就職が決まってる人、個人経営のリストランテでアルバイトをしてる人。

そして、みんなやっぱり自分の店を持ちたい。私もそうだ。昔からの夢だ。それはやっぱり変わらない。

そう思った。やっぱり、店、開きたいよねと。

あれ?私、店開きたいよな?やっぱりそうだよね?

そこで、管理栄養士とか、そういうのは1つの手段、1つの手荷物感覚だった事を思い出した。

そうじゃん、店開きたいんじゃん。そのために管理栄養士持ってても無駄はないよねって思ってただけなのに。
目の前のことに夢中になりすぎて忘れていた。

店開きたいなら今のままじゃだめだ。
周りはこんなに料理に本気なのにこのままだとみんなでお店開く時も必要とされない。

そんな簡単な世界じゃない。

そう思って、実務を踏むためにイタリアンの世界へ入った。5日前に。

料理の世界は厳しいし、そもそも得意ではないし、勇気もないし、人見知りだから新しい環境とか入りたくない…。いつもまぁいっか、なんとかなるか、諦めればいい話か!で、終わりにしてしまう。

けど、本当にやりたい事と、みんな最初は出来ない事。自分が出来ないと自覚している事。

自分の友達も経験者だらけの高校剣道に未経験で飛び込んでいた事。

グランメゾン東京のセリタも、大人になってから料理の世界にのめり込んだ事。

そういうのを踏まえて、自分の事を少しずつ騙しながら。面接の応募くらい、長い人生だもん勇気を持って。逃げてもいい。
面接、、失敗しても話のネタにすればいいや。
初出勤、すぐ辞めてもいいや。
そうやって自分を騙し続けて。

今、すごく楽しい。今も自分を騙してる。
上手くいかない事も多いけど。
全部話のネタにしよう。
全部ここだけの世界。
家に帰ったら他の自分がいる。
学校に行ったら他の自分がいる。
今ここで失敗しても、恥ずかしい自分がいても、これはここだけの自分。
帽子かぶってマスクして目しか見られてない状態。

周りからどう思われるかばっかり気にして、思い切った行動もできないし、新しい環境に入った瞬間心が不衛生になるし、節度が分からなくなるし。

でも、それ以上に時間を無駄にしたくなかった。帽子とマスク装着の思考を身につけた。

この帽子とマスク思考は伝わる事は無いと思う。自分でも他にどう言い表せばいいか分からない。

地方のコンビニに行くときに、もうこの人に会う事は無いからと割り切って、近所のコンビニに行く時には出来ないような身なりで行くとき

みたいな感じかな?

とにかく、人と関わってよかった。

友達ですら、まぁ会わなくていいか、めんどくさいし、1人が好き。とも思うけど

人と関わる事が良い意味でも悪い意味でもやっぱり色んな刺激を貰えるから、自分も成長できる。

今年一年は、大好きなアーティストのライブを5回みた。ゆず、Mr.Children、あいみょん、東京スカパラダイスオーケストラはみてみたくて、みた。行ってみたかった福岡も秋田も行った。

どれも初めての経験だった。
音楽に触れ合うと同時に人の心や人の人生ともたくさん触れ合った。

そういうのも、全部、私の踏み切り台になった。

踏み切り台を踏んだところで今年一年が終わる。

来年が楽しみなんていうよりかは、これからの将来が楽しみだ。

踏み切り台から飛び上がった時にどれだけ飛べるか、出来るだけ飛び上がらなければならないと少しピリピリしている。楽しみ過ぎて痺れているのかもしれない。

頑張り過ぎずに、良いことも悪いことも通過点、経験、話のネタだと思って

頑張ろうかな