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【高校現役公務員】#8好きなことを仕事にする呪縛

高校生の中には、はっきりと、
やりたい職業が決まっている人もいます。


特に多いのが、
消防官や警察官などの公安系。


もちろん、
それはいいことですが、

もし、

その仕事が「好き」だから、
目指す人がいるとしたら、


それは
やめた方はいいです。


消防官を目指す人が、
火を消すのが好き、とか、

警察官になりたい人が、
拳銃を打つのが好き、って


ちょっと「ヤバい」人
じゃないですか(笑)


そんな極端でなくても、

自分の好きを
仕事にしないほうがいいと思うのは、


行き詰ってしまうからです。


例えば、

小さい子供と
遊ぶのが好きな人は、


自分が遊びたい時に、

遊びたい子供とだけ、
遊ぶから、

楽しいのです。


でも、
そんな子供好きな人が


保育士という
仕事に就けば、

自分が
遊びたくない時も、

憎たらしい
子供とも、

遊ばなければなりません。


やりたくないことを
させられるのは苦痛です。


それも
自分の好きだったことが、

だんだん
苦痛に変わるのは、

今まで信じていたものに
裏切られるように

ダメージがでかいです。


だからと
いうわけではありませんが、


公務員を目指す高校生から、

「やりたい仕事が見つからない」という
相談を受けますが、


そんなもの、

別に
なくてもいいと思ってます。


「じゃあ、中学の職業体験は何だったんだ?」
「進路の先生と言っている事が違う」


そう
思うかもしれませんが、


ここでは
実践に基づく話をしています。


職業を選べても、
仕事を選ぶことはできない。

これが現実です。


保育士という職業を選べても、


園長から、

「あなたは親からの苦情対応をしなさい」
と言われれば、

その仕事を断ることは
できません。


だから、

どんな仕事でも、


分け隔てなく、働いて、
お金を稼ぎますと、


その気持ちと覚悟だけ、
持てばいいと思っています。


それで大丈夫です。


働いたこともないのに、

理想や空想で作られた
職業観があるほうが


却ってジャマです。


では、また。


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