お悩み相談室のうらがわ022

とあるクラスで

塾歴もそこそこ長くなり、通塾に飽きている
休み時間、生徒の半数が机にふさぎ込んでいる
授業が始まってから、テキストを探し始める
授業は終始受け身で、誰も発言しない

つねたを、拍手で迎えてみよう！

教える側のやる気まで奪うなよ、と、
私が彼らに提案しました。
かれこれ、半年続いています。
彼らが本心から私を歓迎しているかどうか、
それは、ちょっと分かりません。

今日、春期講習初日

ドアノブに手をかけると、
どうやら、
私が来た瞬間に拍手をしようと
待ち構えている雰囲気が伝わります。

私が颯爽と入って行くと、
いつにもまして、大きな拍手が。
けっこう気持ちいい。

キョトンとしている講習初日の、新人たち。

そらそうだよね、
この先生、ナニモノなんだよ…
という顔。
ニヤニヤしている、古株たち。
内輪ウケ狙うなんて、やるじゃないか。

しかし、奴ら。
授業の用意は一応、机に出ている。
だからすぐに授業に入れる。
新人たちに、何の拍手かを説明していたら、
声を出して笑っている。

これはもしや…

うん、たぶん成功だ。
(何でもやってみるもんだなぁ…)