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逆にお悩み相談室044(主人公)

京都女子大の彼女に浮気されたあげく振られた日、大雨が降るなんてことは全然なかったし、
娘が生まれて、嬉しいのに泣きたくなるというわけのわからない気持ちのときは大雨だった。

と、いうことで、
この世界の天気と自分の心には、本当になんの関連もないのだと目からウロコが落ちて、
遅まきながら自分がこの世の主人公ではないと理解したのです。

いや、まあ正直、
12歳くらいで手の甲にトライフォースが浮き出ることはなかったし、
16歳の朝に、母親から「お前は勇者だ」と言われることもなかったので、
薄々は気づいていたのですよ?

これ、なかなか説明が難しい。
オレは主人公なんだ!っていう気持ちになったことは一度もなかったのです。
はい、それは本当です。
でも、主人公じゃない!と心から分かったとき、肩の荷が降りたような、別の使命感が生まれたような、気がしたのです。


コノヨ ノ シュジンコウ ハ コドモタチ ナンダヨ


なのに、

MBTI診断

休み時間に職員室で、
大学生の先生に言われて、やりました。
結果を見せるとですね、

「うわ〜、主人公か〜、ぽいですわ〜(笑)」

…やれやれ。
一昔前には、
動物占いとか流行ってたよなぁ…

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