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【今週も何とか生き抜いた】vol.16

(4/15〜20)

愚痴を言っていこう

やってらんねえよ、という話。

世の中で言われるところの幸せって、例えば仕事で成功するとか、家庭に恵まれるとか、まぁ色々あるけど、本当のところ究極のところ、
「自分のイメージ通りに自分の身体を操れる」
ってことなんじゃないかって思う。
というくらい最近の私は私をハンドリング出来ていない。
明らかにカラダのキレが悪くなって何かにぶつかったり躓いたりすることが多くなった。肩の向きを変えたり、足を上げると言う行為において特に顕著だ。
加えて最近は手や指に力が入らなくて、色んなものを手からぼろぼろ落とすし、寝起きや暗いところになると笑っちゃうくらい視界が悪くなるということが増えてきた。
身体のハンドリングという意味では、排泄と睡眠も「それな」と思っていて、いい歳して便秘するなんてとイライラするし、便秘の割には朝方必ず尿意を覚えて目が覚める(そしてその後ぐっすり眠れたことがない)。
要は加齢なんだけどさ。

加齢と言えば更年期問題だ。
女性特有のホルモンの季節。
人によって症状が違うとか、自律神経ガチャな訳で他人の理解(と励まし)を求めるのも何だかな、ととまどってしまう。
朝目覚めた瞬間、指がきしむ感じとかが不快だし、汗の出方や量が今までとは明らかに違うのだ。他にも細かいことはいくらでもあって、それが女性特有の症状なんだなと思い当たる節だらけだ。
昔、私が少女だった頃
「子どもを産むことが出来る女性の身体の造りはとても複雑にできている。それに比べて男性の身体は単純で、例えてみたら精密機械とオモチャくらいの違いがある」
っていうのをどこかで読んだか聞いたかしたのが忘れられなくて、極端な話だなと思いつつも、それを心の拠り所にして生きて来たところがある。
しかしその精密機械説だけではどうにも看過できない症状があふれ出始めて、この、己だというのにままならいカンジを持て余しまくっている。

そういうのさ、女子校でちゃんと教えておいてくれよな!!!(私が行ってた高校は女子校でした)
てかさ、男子校でも共学でもドマジメに語られるべき!(あと性教育ももっとやれ)
更年期症状含めた加齢現象にヒいたりびっくりしたり悲しくなったりして、たまらんフェーズが続いてるのよ。
若い頃、中年だとか年寄りだとだとか笑ってないでもっとマジな熱量で女性のカラダのこと知っておきたかったぜ。

こんな時に頼りになるのは仲の良い友達や、信頼出来るパイセンのお言葉で、勧められたサプリやストレッチを数年前から愚直に試したりしてる昨今だ。
効果があったりなかったりして悩ましい。

そんなある日、NHKの朝の番組に加賀まりこパイセンが出演していて、女性の更年期症状について金言をおこぼしになっておられた。
「更年期もね、大変だったりするけど大丈夫よ。それは抜けて行くものだから(大意)」
わかりました。抜けて行くんですね。このムダにイライライするカンジ、症状と共に抜けて行くんですね。

加賀まりこさ、80歳なんだって。驚愕の美しさだ。例え私が若くてもあの美しさには太刀打ちできないどころか足元にも及ばないわけだが、志(こころざし)くらいは加賀まりこを憑依させたいものだ。
TV画面の中の彼女は相変わらず髪をアップにまとめていてステキだったけど、よく見ると耳に補聴器を付けていた。髪型のおかけで耳の辺りは丸見えなのだ。その潔さもあっぱれだなと思った。
補聴器をつけている俳優さん、もしかしたらTVで初めて見たかも。

ともかく。コレだよ、コレ。
こういうのがもっと欲しいんだよ。
加齢や更年期についてカジュアルに摂取できる情報が少なすぎる!
やっぱり。アレだよな、アレ。
時代はシスターフッドだよな。
こういう更年期や加齢への対応ハウツーの集合知みたいなものを充実させたいと思ったら、シスターフッドってキーワードでもって広げたり強くしたりするしかない。
SNSや配信系メディアの存在価値ってそこで強くなったり際立ったりするんじゃないの?そこに希望を見出したいね、私は。

身体のコントロール、ハンドリング。
幸せになりたいんだよ、私は。みんなで幸せになろうぜ。

そう、これは単に体調がすぐれないので機嫌が悪い、というただの愚痴。

渋谷駅に岡本太郎。いつからいたの?!うかつにも私、知らないままで青春時代生きてた

でもさ。という話

私は今、中年のピークなので老後についてアレコレと心配したり不安になったりする機会も増えて、友達と会ってもそんな話ばかりだ。

ねえ、どうやって生きる?
これからの生き様、どうする?
紅茶を飲みながら、お寿司をつまみながら、友達とそんな話ばかりしている。

健康寿命や親の介護なんてことも気にしつつ、とは言えいつも結論は同じだ。

今を生きる。
今を頑張る。今を楽しむ。
今、この瞬間を。

こういう価値観を共有できるの、ありがてえなと思いつつ、私も愚痴を言いながらも何とか自分で自分のご機嫌取りに余念がない。

思えば2022年、体調を崩してあらゆる事を諦めねばならない時間がすごく長く続いた。
端的に言うと、腰痛を悪化させて起き上がれない立ち上がれない歩けない、という状態になった。
腰痛と鬱はセットだよ、と友達が教えてくれたけど、そらそうよと岡田彰布並みに私も思う。
文字通り「どこにも行けない」ということにこんなにも打ちのめされるとは、、って感じだ。

なので今、ひとりで野球や映画を見に行ったり、友達と会って都内をぐるぐる歩き回ったり出来ることが、大げさじゃなく嬉しい。そして幸せだ。去年の春まで、私は杖が無ければ歩けなかったのだ。
改めてこの幸せを思い知るために、腰を悪くしたのでは?などと思うほどに。

口では老化だ更年期だと愚痴愚痴言ってる私だけど、それを相談したり笑い飛ばせたりする友達がいるし、行きたいところに行ける身体もある(まだ完璧に痛みがない訳じゃないけど)。

ひとりで、或いは誰かと、
今を楽しむ。今を生きる。この瞬間を。
体調不良に時にはひるみながらも、生活や世の中のオモシロをコレクトして行こう。

会いたい人に会わねばならぬ。
舌の上に美味なるものを転がすのだ。
行きたい所に見るべきものがあるだろう。
筋肉をつけてカラダも感情も取り戻して行こう。

どうやら1週間くらい日本に滞在していたらしいビヨンセ 。
ビヨンセにデコトラ合わせたら最&強。
しかしビヨ強過ぎて、もはや冗談とか通じないんじゃないか説が私の中で濃厚。
それでも全然いいんだけどさ!
ビヨも更年期迎えたら後進の為にガンガン発信して欲しい。


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