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新学期前の不登校心理?

私には理解できない不登校の子ども達の気持ちに直面した。
7月末、学校が夏休みに突入した途端に、現在私が抱えている不登校の生徒全員が教室に来室するのを渋りだした。

理由は「夏休みなんだから」であった。
???

普段、日曜も月曜も関係のないんじゃないですか〜?と、当然の権利のように「夏休み」を振りかざす子ども達に疑問を抱いた。

結局、普段より欠席日数は多くなったものの、学習会には休んだり、来室したり、の8月であった。

ところが、8月も終わりに近付くにつれ、今度は不登校の子ども達全員が体調不良を訴え、学習会欠席になり始めた。

二学期が始まって学校に登校するつもりでいる子達がプレッシャーから体調不良になるのは分からないでもない。

二学期が始まっても、今まで通り不登校を貫くであろう子ども達の、頭痛や腹痛などの軒並み体調不良現象に再び、頭の中が???で一杯になった。

もしや、学校に元気に通うみんなとは違う不登校という選択をする事に、焦りや罪悪感を感じて体調不良を起こしているのだろうか?

私の所には不登校でない子ども達の方が数多く通っているが、彼らは夏休み中も粛々と学習を続けた。
夏休み中に苦手教科の克服に励んだ子もいるし、目標に向かって猛勉強し、志望校をワンランク上げた子もいる。
もちろん、中には「新学期ヤダな〜」と言っている子もいるが、嫌だなぁと言っているだけで、始業式には元気に登校するのだろうと思う。

嫌だな。とか、面倒くさいな。と言いつつも、継続的に学校生活を送っている子どもとの差は否が応でも開くばかりな事を悲しく思う。

私は本心から学校だけが全てではないと思っている。理由があって「学校に行かない」という選択をしたのなら、その強い意志でもって、
では今の自分に何が必要なのか?を考えて行動して貰いたかった。

「とりあえず学校には行かない」けれど、結局、楽な方に流されるブレブレな気持ちの不登校に軽く怒りすら感じた。

もしかしたら、私は彼らには寄り添えていないのかもしれない。

楽な方に流される彼らに寄り添うフリはできる。けれども、それが良いことだとは到底思えない。

それとも、そもそも私の彼らに対する解釈が間違えているのだろうか?
悩みはつきない。


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