チーズケーキ
カフェでは、「チーズのテリーヌ」としておつくりしているベイクドチーズケーキを紹介します。泡立てもなく、粉を入れないチーズケーキ。今回は、家庭でも、どなたでもつくれるように(つくる気になれるように)、細かく指定はしすぎず、分量と原材料や作業の大事なことを意識して伝えていきます。とはいえ、書いているうちに熱くなってくると思いますので、十分にプロ向けの内容にもなると予想されます。
チーズケーキというと、とても家庭的で、クリームチーズという主役がほとんどの味を構成しているため、簡単なイメージがあると思います。事実、作業は簡単というより単純ではある。しかし、単純と簡単は違います。丁寧にやらないと思うようなものにはならないので、そこだけは気を付けてつくりましょう。手に入りにくい材料もなく、家庭用オーブンで何ら問題ない。ぜひ、チャレンジしてみてください。
究極に口溶けの良いチーズケーキを目指します。口溶けとは、すくった時はそれなりにしっかりしていて、舌に乗せてもそれなりの保形性を感じるが、食べたらスッとなくなる時に、その落差に感じるもので、最初からクリーム状のものを食べて溶けても体は驚かない。濃厚な塊が究極に滑らかなに溶けるチーズケーキをつくります。
レシピをどのように変えれば、どのような変化が起きて、好みを調整できるかをいくつか記載しますので、「もっと、こういうのが好き」という時にそれを使って、自分だけのチーズケーキをつくることができます。
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