空き地にS級犯罪者の日常
成長の止まった低木の後ろに隠れているのはS級犯罪者のレオリオだ。
今日も暑いぜ。
レオリオの頭を日焼けさせようと照り付ける太陽だ。空き地を遊び場にしている子供たちが現れた。
野球やろうぜ。とジャイアンみたいな少年が言い出した。しかしレオリオは影が薄くて気が付かない。
「プレイボール」野球が始まったようだ。そよ風に低木の葉がカサカサと揺れる音がする。
カキーンと打つ。急に少年Aがレオリオに捕まる。
「おい野球中だぞ何するんだ。」ジャイアンが吠える。
「こいつを解放したければ、野球道具と服を脱いで帰れ」
なんでだよ。少年Bが叫ぶ。
「中古店に売るんだよ。今日の晩御飯代だよ。」
「わかったよ。」少年は服を脱いで立ち去った。
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