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逆噴射小説感想戦(続編)

 ウワーッ!一次選考五作通った!マジかよ!嬉しい!えっ五作!?マジで?十一作投稿して五作通過!?これはもう事件では?えっ一次選考じゃなくて二次選考!?通過作品数256/1900ってことは……ことは……13%……ウオーッ!私も捨てたもんじゃねえな!ヤッター!

 せっかくなんで二次創作に通過した自作をピックアップしておこうと思うのですが嬉しさの感情が爆発しており言語が嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しいのみしか出力されないので過去の紹介ツイートを適当にコピペして手抜き……否、リサイクルして地球にやさしく私にもやさしいnote投稿を心掛けようと思います、はい。

マリッジブルーと沼の城

「それがたとえ生贄だったとしても、定められた役割を全うできることは喜ぶべきに違いない」

 沼すすり這いずる森の奥、秘された沼地には城があり、そこには魔女が住むという。観客なき沼の城で、魔女の婿を演じるのは五人の男。千年続き飽きられたごっこ遊びのマリッジブルーを打ち切るのは誰?  

■分類:空想生物ファンタジー
■参考:崖の国物語、K・スギャーマ博士の動物図鑑・植物図鑑
■一言コメント:実は一番のお気に入りです。


アルキメデスの詭弁

「我々は、叙述トリックで世界を救う」
 
 世界中の人間がカラスは白いと言ったとき、カラスは本当に白くなる。俺が真実だと嘯く象も群盲に従い形を変える。この世は言葉でできている。詭弁と屁理屈で運命を騙し、世界にやさしい嘘をつけ。

■分類:一発ネタ
■参考:ロ繝シ繝医Ξ繝?け闕倅コ倶サカ、黒迪ォ鬢ィ縺ョ谿コ莠コ(ネタバレ配慮)
■一言コメント:まさかこんなゴリゴリのマニアック作品が通るとは。


泥斬り稼業

「ドブ長屋のクズ共が死んだ理由は三つある」
 
 人は死んだら泥になり、泥は溜まれば邪魔になる。人を斬るのは苦労だが、泥を斬るのは単純作業だ。道なき剣は物理現象、情なき殺陣はオートメーション。ガラクタ人形が被った鉄笠に泥油の雨が降りかかる。

■分類:スチームパンク時代劇
■参考:マインド・クァンチャ、伊賀の影丸、いさましいチビのトースター、サムライニンジャスレイヤー、「刺身にタンポポを乗せる仕事」という概念
■一言コメント:紹介文を改造したらなんかラップみたいになった。


さよならエニグマまたいつか

「これは推理小説家・矢郷倉太郎の全てを賭けた、諸君ら四人の名探偵への挑戦である」
 
 『推理小説家・矢郷倉太郎が死の間際、四人の名探偵に飛ばした挑戦状。編集者と探偵の二人一組で挑むは、遺作の隠し場所を記した暗号解読の知恵比べ。全ての謎を解き明かし、解決編を勝ち取るのは誰?』

■分類:暗号誤読ミステリー
■参考:リンカーン・ライム シリーズ、殺人者志願、メリーゴーランド(荻原浩)
■一言コメント:客観的に見て一番の優等生です。


歯抜けの犬は肉を噛めない

「彼らは仕事でも私情でもなく、ただのボケ老人の癇癪によって死ぬことになる」
 
 齢八十の身なれば、殺しの理由を覚えておくことも難しい。ぼけた老人の元殺し屋が狙うのは、同じくぼけた老人の元殺し屋四名。老衰が先か、殺すが先か。八十にして心の欲する所に従って矩をめちゃくちゃ越えまくれ。

■分類:老々スラッシャー
■参考:殺し屋(ローレンス・ブロック)、trash.、AX、日の出通り商店街いきいきデー、銀齢の果て、ニンジャスレイヤー
■一言コメント:続きを書いてます。