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「ブラックメイルド・バイ・ニンジャ」読書会用レジュメ

・友人たちと定期的に行っている読書会用に作成したレジュメです。
・課題作は「ブラックメイルド・バイ・ニンジャ」
・副読本として「ニンジャ・サルベイション」(読んでくるかは任意)
・議事進行のガイド用であるため、本記事単体であまり意味を持たない。
・とはいえ、折角作った以上はもったいないので、掲載します。

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タイトル

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【おまけ:読書会感想簡易ログ】

 -各自レジュメを読んだ上で、順に感想をどうぞ。
 -話しづらい場合は「リフレインをギャグにとらえたか?」「ニンジャは救いか?」を切り口にしてもらえれば。

・レジュメのREADING PARTYのスペルが間違ってないか?
 -(無視)

・忍殺はAOMに入ってから読んでないなあ。二部が好きだったなあ。エンタメとして凄かった。このあたりの話はいいよね。以前の集まりで君がプレゼンしていた通り、今は連続ドラマ型式でちょっと毛色が変わったよね。
 -「シリーズ」っぽくなったと思う。短編作家としては、この頃の脂の乗り具合は確かに凄い。ベストかも。
・「ブラックメイルド」は、うなじが見えるシーンがいい。ブラックメイルが女性だとわかるところ。アサノの感情は何なのかっていう。ブラックメイルは結局、爆発四散してしまって、いつも通りの『ニンジャスレイヤー』になる。それでも、救いなんじゃないかな、これは。
 -うん。
・救われていたのか、どうか。副課題作の「サルベイション」も、まさにそういう話だったなあ。

・文章が悪い意味で難しすぎる。この小説からレジュメにあるようなことを受け取るにはどれだけ忍殺を読み込んで訓練する必要があるのかなって。
 -ハイコンテクストだと。
・真面目に読む気になれないよ、これだけだと。
 
-そういえば、そもそも私に忍殺を教えてくれたのって君じゃなかった?
・うん。私が音読したらいやがってたよね。
 ーそうだった気がする。
・こういう類のものは絶対に読まないって言ってなかった?
 ーそうかも。それなのに、なぜかずるずると……。めちゃくちゃはまってしまった。過程が思い出せない。気がついたら日常の一部になっていた。

・私も文章の時点でダメだった。どうしてもふざけているように思えてしまって……。「薄汚いマネーに染まった、薄汚い血を」のくだりとか、このレジュメを読んで、ああそういうことかってなったよ。
 -確か、以前の読書会で「オフィスハック」はめちゃくちゃおもしろかったって言ってたよね。
・うん。おもしろかった。
 -初見で受け取る文章のチョケ具合でいえば、「オフィスハック」の方が上だと思うから、結構意外。
・それはそうなんだけど、「オフィスハック」は内容が自分の生活の延長線上だから、ふざけていると感じてもすっと入ってきたんだと思う。
 -アサノさんみたいな、ダーティな悪党生活は送っていないと。

・無理。読んでて全く頭に入ってこない。リフレインとか、ニンジャが救いかどうかとか、そういうところに行きつく以前の問題。
 
-やっぱ文章かあ。一応、私は美文だと思ってます。
・全部が全部、べたーっと同じ調子だから、はっとなる1文がひとつもなかったなあ。突飛さが一辺倒。だから内容じゃなくて、「イヤーッ!」「グワーッ!」とか、そういうのばっか目に入るのも当然かなって。
 -私はこの短編は、忍殺を読み始めて割とすぐに読んで、それでも
問題なく読めたはずだから、正直、作品に対する習熟度は関係ないと思う。そもそもの相性の良し悪しかもね。

・私は単行本で1、2巻くらい読んでたから、文章は問題なかったよ。
 -おお。ありがたい。
・ニンジャは救いか、だっけ。救いではないと思う。
 -ニンジャは破滅だと。
・そもそもブラックメイルと出会って変化しなければ、アサノはこうならなかったわけで。ブラックメイルと出会う前のアサノが、本当に破滅を望んでいたとは思えない。

 ー皆さん、ありがとう! 私はもう、完全に忍殺は当たり前になってしまっているので、文章でひっかかる人が多かったのはおもしろかったです。逆になんか、私もそういう、咀嚼が大変な小説を読みたいですね。古野まほろとか、黒死館とか、もうすっと楽しめるようになってしまったし……。
・『薔薇の名前』とかいいんじゃない?
 -確かに、まだ読んでない。海外古典はさぼりがちだなあ。
・80年だから古典じゃないよ。文章というより、背景になっている部分が異文化だから読みにくい、というか。
 -またチャレンジするかなあ。

(メモ・録音ではなく記憶による書き出しのため、ログとしての精度は40%未満です)