ナマケモノの先祖

動物界で最もゆるい生き物と言われて頭に思い浮かぶのは、多分アイツだと思う。

恐らくだれも違う事なく一致する
一斉に言えば同じ名前が重なると思う。

「ナマケモノ」
名前の通り何もせず木に登りたまに上を向くだけのだらけた生き物だが、生態もかなりだるい。

トイレに行くのは一週間に一度
木から降りて帰って来るまでの間に大概が餌食。

襲われたときの振る舞いも脅威に対して立ち向かうのでは無く全身を脱力させる。

力を抜いて抵抗を無くす事で痛みを和らげる。
 「もう一思いにやって」と身を預ける

〝最弱〟といっても大袈裟では無いかもしれない。
しかし何故か絶滅せずに未だ生きている
しかも先祖がいたりする。

ならばこの最弱補正の「ナマケモノ」の先祖
どんな生き物だったのか?

 名前は「メガテリウム」
見た目は随分と異なり大きな熊程ある巨躯の二足歩行。狩りを行わず人の餌場を漁る奴だった。

他の獣の餌場を漁り、取ってきた死肉を頂く。

筋肉が発達しており肋骨は鎧のように硬く強靭。
故に腕力も凄まじく全身筋肉で出来たパワータイプのサーベルタイガーをワンパンで倒す程。

それが「ナマケモノ」の先祖、「メガテリウム」

何故そんな最強種が最弱になったか、おそらくそれは狩りをしないから。筋力が衰え骨も弱くなりやがて木の上にまで追いやられた。

運動しなかったから弱くなったのかも。

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