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オイシックス・ラ・大地さんを#マーケティグトレース

基本情報

正式名称は、オイシックス・ラ・大地株式会社。
オイシックス(創業2000年6月)と大地を守る会(創業1975年8月)が2017年に統合し、らでぃっしゅぼーやとの経営統合をきっかけに
現在のオイシックス・ラ・大地株式会社へと商号変更しました。

事業内容としては、主に食品宅配サービスを展開しています。

PEST分析(市場環境)

オイシックスを取り巻く市場環境を整理していきます。

P政治:安倍総理が女性の活躍を推進
E経済:2018年度の食品宅配市場規模は前年度比2.8%増の2兆1399億円と推計(参考)
S社会:高齢化、単身世帯が増加
T技術:生産や運送過程の効率化

女性の社会進出と、少子高齢化によりミールキットのニーズが高まっています。

また生協を中心とした食品宅配事業は、国内の食品市場が縮小傾向にあるなか少しずつではあるものの、伸びています。

3C分析

Customer(顧客):共働きをしているミレニアル世代
→健康のために手作りがいいが時間がないという課題
Company(自社):約4,000軒の生産者ネットワークを持つ
Competitor(競合):
直接競合だとオーガニック食品のEC企業(オイシックスの1/10程度の売上規模)
広義の競合だとスーパー、ネット通販
安心を求めるターゲットとはやや異なりますが、コンビニも競合にあたります。
(参考)

【余談】
2000年代前半にユニクロで有名なファーストリテーリング社が、ネットでの野菜の販売に参入したが2年足らずで撤退したことがありました。撤退の理由としては
①農産物の安定的な支給
②在庫管理の難しさ
が挙げられたことから他社が現在のオイシックスに勝るのは難しいそうです。

4P分析

企業が顧客に対して、「価値」をどのように届けるのか。を見ていきます。

Product(商品):野菜の安全性と作りやすさ(20分)にこだわりがあるミールキット、一つずつ野菜を買うこともできる。
Price(価格):お試しセット1,980円、定期(種類多い)3,300円
会員一人当たり平均6,000円
Place(流通):クールやフローズンにして、賞味期限を 到着後1日~23日後まで選ぶことができる。農家と直契約している。
Promotion(広告):最低限として、リスティング広告、SEO、リマーケティング広告、アフィリエイト、そしてボリューム多めにFacebookやYahoo!のインフィード広告。
ベジテーブルというユーザー自身が考えたレシピを共有するようなコミュニティや、アンバサダーが存在する。(参考)

成功要因まとめ

これまでのを踏まえて成功要因をまとめます。

①マーケティング戦略が上手い
→ターゲット絞って広告出稿、施策の展開が速い。
②製品の安全性が高い
→有機野菜、無農薬野菜。一つずつ買うことも可能。
野菜それぞれに生産者からのメッセージあり

もし自分がCMOだったら?

ここからは自分がCMOだったらという目線でマーケティング施策を提案します。

ミールキットが流行る条件として
・富裕層がいる
・物流網が整っている
・健康に関心が高い
かなと思いました。

Amazonさんの国別売上高や国の面積を参考に、物流が整っているかどうかを判断して日本の次に攻める国を考えて見ました。

そこで健康志向、オーガニック志向のあるドイツ。🇩🇪がいいのでは。
ちなまにドイツよりも肥満率が高く健康ニーズは少なめなイギリスはまだ早いかも...。
と思いました。

というかオイシックスさんが、コロナの影響で学校が休校になった際に
すぐ牛乳消費をするためのメニュー、コースを作ったのは流石すぎると思いました。

気になったこと

・コロナはオイシックスさんにとって吉と出るのか凶とでるのか
・toB向けに定期会員向けにアド打てるようにしてるけど効果、売上いかがなものか。

これは今後も追ってみようと思います!

以上、はじめてのマーケティングトレースでした。


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