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もう時効なので書くよ #031 まさか!ここで君に会うなんて!? Paul Gilbert(MR.BIG)
MR.BIGの初代ギタリストのポール・ギルバート(G.)は、何でも”Awesome!(ヤバイね!)”と返すお茶目なやつでした。
手作り餃子が得意だったポール
彼は日本食が好きで、ライブのケータリング(ビュッフェスタイルの食事)でも、おにぎりや焼きそばをパクパク。LAの家でもよく餃子を作るそうで、ある時隣家の子供を招いてご馳走したそう。ところが、その子がひき肉が苦手だったらしく、「餃子を開いてひき肉を一粒ずつ選り分けてから食べるんだよ!Awesome!」
ある時など、プロモ来日帰りに成田に車で向かっていると「ちょっと、次のSAで停めてくれるかな?帰る前にどうしても日本のうどん食べたい。スタンディングでもイイから」と妙なツウぶりを発揮し、うどんをすすって”Awesome!”
え?どうしてここに君が?
私事ながらワーナーを辞めた頃、麻布十番に引っ越しました。以下の出来事、正確にはいつ頃か覚えていないのですが、地下鉄南北線が開通していたことは確かなので2000年以降のことです。ある日、南北線の地下通路を歩いていると前から長身の外国人が歩いてきました。
「えっ?ポール?何してんのここで?」
「Awesome!シュウジ、久しぶりだねぇ。俺今、日本に住んでんのよ」
「日本に?どこ?」
「YOTSUYA」
と言って、おもむろに二種類の名刺を取り出すと渡してきました。
一枚の名刺は横書きで、カタカナで「ポール・ギルバート」とあり、電話番号、メール、HPが書いてありました。
で、もう一枚は縦書きで「北風一郎 あなたの心、弾かせてもらいます」とだけ書いてあります(写真ナシです)。
「北風一郎?何これ?」
「俺の日本名。Awesomeじゃね?」
「ん…うん(アホやなコイツ)」
また、会おう!と握手して別れましたが、麻布十番で再び会うことはありませんでした(アタリマエカ)。
別のMR.BIGメンバーにも大阪で遭遇!
そういえば、2015年に大阪出張の折、新大阪の駅で本当にバッタリ!エリック・マーティン(Vo.)に会った事もありました。
「エリック!何してんだよ、こんなところで!」
「あぁっ!シュウジ・ツモリ!俺今、ソロアルバムのキャンペーンで日本に来ているんだ」
「(なぜ俺の名をフルネームで覚えてるんだ?)そ、そう。頑張ってね!ほらスタッフが呼んでるよ」
「OK!またな!」
一つ違う通路を歩いていたら、または1分でも前後していたら、ポールにもエリックにも決して会えなかったわけで、チョット運命感じちゃいましたね。
次回 032 Pat Torpey(MR.BIG)の想い出 はこちら
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