あなたは、「思いの順位」と「行動の順位」を区別しているか?
「人と組織」を大切にして、目に見えない文化や風土を育てていくとき、ぜひ覚えておいてほしいことがある。
それは、「思いの順位」と「行動の順位」は違うということだ。
まず、「思いの順位」とはどういうものか?
上場企業の経営者なら、IS (株主満足) を強く意識しながら、利益向上を目指している人も多いだろう。
上場企業でなかったとしても、経営者の多くは
「利益をあげたい」
「儲けたい」
と思っているはずだ。
というか、経営者をしている以上、それくらいでないと困る。
それが経営者の思いというものだ。
その思いを優先したまま行動すると、
「売上至上主義」
「利益至上主義」
になり、顧客満足、従業員満足が低下する。
コスト削減のために、顧客へのアフターサービスがおろそかになったり、サービス残業が増え、従業員が疲弊するなどの事態が起こるかもしれない。
次に、「行動の順位」とはどういうものか?
本来利益をもたらしてくれるのはお客様だ。
その客様と対面し、商品を販売したり、契約を取り付けるなど、会社で利益を生み出してくれるのが従業員だ。
この両者の満足度が高くなければ、継続的に利益を上げることはできない。
だからこそ、お客様を1番に考えて行動する。
あるいは、従業員が働きやすいように行動する。
この順位付けが必要となるのだ。
これが「行動の順位」だ。
経営者は自分の思いを優先して、IS (株主満足)のための利益向上にばかり気をとられていると、従業員やお客様の姿を見失う危険がある。
従業員と経営者(幹部を含む)では、考えている内容も違えば、見ているポイントも異なる。
しかし、その思いのまま「行動の順位」を決めてはいけない。
(追伸)
メルマガ読者のみなさまに限り【無料】でオンラインライブセミナーへご招待します!
"優れた社長だけが知っている"成果を導く部下コミュニケーションの極意
~優れたリーダーにはカリスマ性も、話し上手も必要ない?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?