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学級目標を学級会で決めるのが苦手でした。
子どもたちの今までの経験から出てくる目標が
ありきたりの言葉になっている。
本当に理解しているのかな。
言葉だけが先行していないか、
などと課題と考えて
私自身が納得できないと思ってました。

そんな、試行錯誤していた時に、
一緒に組んだ先生の実践を聞き、真似をしました。

その先生は、学級目標を先生自らが提示していました。
(その年は、そうしていただけかもしれませんが。)
その先生が子ども達に示した学級目標は、
 ともに考え  
 ともに学び
 ともに楽しむ
でした。

私は、職人タイプなので、
先頭に立って進めるのは苦手で、
子どもたちが、自ら考えて、協力して
学級を作っていって欲しいと思っていました。
なので、私がクラスに求めていたことを
端的に表している、と感じました。
 
この目標からは、
 仲間のよさを感じ、
 仲間と繋がって、
 高めあって欲しい
こんな思いを感じました。

私たち教員は、子どもたちと
1年か2年かの短い付き合いです。
子どもたち同士は、6年間、
それ以上に関係が続く可能性があります。
学年が上がるにつれて、先生に認められるよりも、
友達に認められたり、信頼されたりしたいという
欲求のほうが高まります。

友達同士、仲間で高めあう関係を作っていくことを
助けていくのが教員の仕事と思います。
あくまでも、先生は案内人、仕掛人です。
この考え方が明確になり、
「仲間のよさ」というのが学級づくりの信念となりました。

その後、学級会で学級目標を決めることに
抵抗がなくなりました。
どんな目標でも、
私の中で目指すところが決まっているからです。

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