ワーキングメモリ①
ワーキングメモリは
認知心理学で用いられる構成概念で、作業記憶、作動記憶と呼ばれることもあります。
脳の前頭前野の働きの一つで、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶し処理する能力で、私たちの行動や判断に影響しています。
なかなか馴染みのない言葉ですが、実は私たちの日常に深く関係している力なのです。
ワーキングメモリの役割は、入ってきた情報を脳内にメモ書きし、どの情報に対応すればよいのか整理し、不要な情報は削除することです。
ワーキングメモリの働きによって、瞬時に適切な判断を行うことができます。
この力は日常である程度必要となる力になります。
学校生活で
忘れ物が多い
整理整頓が苦手
聞いた話しの要点が理解できない
などの
困り感を抱えている児童生徒はこの力に凸凹があると考えられます。
次回は、ワーキングメモリを鍛える、支援する方法を書きたいと思います。