みのむし
雨が降ったらテラスでお茶を
風が吹いたら逆立ちをして
太陽がまぶしい日には
赤い長ぐつでさんぽ
テーブルの上
おきざりのジャムはいつかの心
鳥が鳴くなら歌いましょう
はんたいの歌
意味があることなんて
ひとつもしないで
みぎ手にいつものチョコレート
ひだり手に隠したいつかのゆめ
つま先にゆれた雫
水たまりにかえす
どこから来ただとか
どこへゆくかだとか
ゆらりゆらり
ブランコの下 ゆれるミノムシ
ゆらりゆらり
シーソーの端っこ ゆれるミノムシ
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