見出し画像

子育てエンジニアの復職

毎年なにかしらぼんやりとした目標をたてているのですが、今年の私の目標は「死なない、死なせない」でした。
そのくらい今年は苛酷なものになると想定していました。

***

この記事は「子育てエンジニア Advent Calendar 2021」参加記事です。


自己紹介

  • 娘(年長)と息子(0歳児クラス)がいます。

  • 約1年の育休を経て今年度4月から復職しました。

  • 時短勤務中(6h)です。

  • 開発業務ではRuby on Railsを使っています。

復職時の不安

育休中だって家事育児でいっぱいいっぱいだったんです。
そこに仕事が入るんですから、苛酷になることは間違いない。
最優先事項は「倒れないこと」です。
さらにはこのコロナ禍。いつ何が起こるかわかりません。
そこで冒頭にある「死なない、死なせない」が今年1年を通した私のキャッチコピーとなりました。

業務に関しても約1年のブランクがあるわけですから、不安じゃないわけないんです。
業界動向、追い切れてません。
自分は役に立てるんだろうか…そんな不安を抱えて復職の時を迎えました。

エンジニアとして心がけたこと

技術面で遅れをとっていることを自覚していたので、自分にできることとして2点、目標を掲げました。

ひとつ目は「明るくいること」。

ドイツの文豪・ゲーテも言っています。

人間の最大の罪は不機嫌である

1年不在にして出てきたオバチャンが不機嫌では目も当てられません。(ただでさえ私は卒業文集の「クラスでクールだと思う人第3位」に選ばれてしまうくらい感情表現に乏しいようなのです…。)
むしろオバチャンである強みを活かして遠慮なくコミュニケーションをとっていこう、そんな気概でした。

特にリモートワークの推進で増えたチャット上でのテキストコミュニケーションは、どうしても冷たい印象になりがちなので気を遣いました。
スタンプによるリアクションを過剰にとってみたり、とにかく「!」を多用してみたり。(結果、なんかずっと叫んでる感じになってますw)

ふたつ目は「仕事を選ばないこと」。

こう書くとちょっと難ありですが、要は「なんにでもチャレンジすること」を心がけました。
育休前の私は「ソフトウェア開発以外は分野外ですし…」なスタンスでしたが、そんな姿勢だとひとつ目に掲げた「明るくいること」にも反する気がしたので、ネットワークでもデザインでも、声がかかったことは断らず、まずはやってみる精神で取り組みました。

0歳児クラスの洗礼

復職して何が1番つらかったかって、こどもの体調不良と保育園からの呼び出しです。

隔週で小児科に通っていますが、あまりの多さに「子どもってこんなもんなんでしたっけ…」と保育園の先生に泣きついたところ、0歳児クラスはだいたい年間20日は体調不良でお休みになるとのこと。
おいおい、有休足んねーよと。

夜に苦しそうに咳きこむ我が子を見て、「保育園に入れなければ、この子にこんなつらい思いをさせなくて済んだんだろうか」と自問する日もあります。

コロナ禍による臨時休園

加えてこの夏は新型コロナウイルスの魔の手が保育園にも襲い掛かりました。当時の感染拡大状況から時間の問題かと思っていましたが、園内で感染者が認められ、下の子が濃厚接触者に。

2週間の臨時休園×2。
夏季休暇を活用したり、夫と分担したりしてなんとか乗り越えました。。。が。。。し。。。ぬ。。。

この時も「復職時期、見誤ったかな…」と思いました。

それでもエンジニアで助かった

在宅勤務できる職種で本当に助かりました。

同僚は子育てに理解ある方ばかりですが、それでも急な休みを取得するのは気が引けますし、リスケをするのも大変です。

在宅+フレックスタイム制を活用し、家族とこどもの世話を分担することで、仕事時間の確保がぐんとしやすくなりました。

あと、フレックスの良い点はこどもを親の都合で急かさなくて済む点ですね…。上の子のときは「早く早く」と、言う方もストレスでした…。

キニナルお給料

キニナル時短勤務の手取り金額は、もし育休を続けていたらもらえていたと想定される育児休業給付金額とだいたいトントンでしょうか。。
ただ保育料を加味するとマイナスですね笑。

それでも復職したワケ

じゃあもう1年くらい育休取っておいた方が良かったんじゃないかと何度も自問していますが、復職の理由は何点かあります。

表向きの理由は、1歳児クラスからの入園になると一気に狭き門になってしまうので、0歳児クラスの内に入園させたかったこと。(といっても今は待機児童無いのかな。)
加えてウチは、認可保育園に入園するための兄弟加点の適用が今年がラストチャンスであったことも大きいです。

あとは保育園レベルのアクティビティを私がこどもらに提供できる自信がないこと。
食育、外遊び、工作…保育園様様です。
よく「こんな小さいうちから預けられてかわいそう」とか言いますが(私も言われたことありますが)全然そんなことはないかと。

そしてこれが一番本音に近いと思うのですが、私が家庭以外に存在できる場所が欲しかったこと。
育休中の私には、子育て以外の情報は必要ありませんでしたし、そもそも他のことに興味をもつ余裕もありませんでした。
それが復職したことで、業務内容に関する学びが生じ、それに対するインプットやアウトプットをもっとしたいと思うようになります。
その一連の活動をする機会が、私は欲しかったのです。

子育てエンジニアあるある勉強する時間取れない問題

とはいえ、勉強する時間が取れないのはあるあるでして…。
やっていることといえば

  • 本は目次だけ目を通し、気になるところだけ読む。

  • (良し悪しはあると思うが)Twitterが必要情報をフィルタしてくれる。

  • 昼休みの時間帯に開催してくれる勉強会は神。

な感じです。
お昼休み開催していただいたNRIさま、本当にありがとうございました。

最近はPodcastとか耳を使ったインプット方法もトレンドなんでしょうか?
家事の合間に取り入れたいです。皆様のオススメお待ちしております。

結果、死んでないし死なせてない

もう100点ですよね。

子育てエンジニアの皆様、今年も1年、本当にお疲れさまでした。
よくエンジニアの本分は「問題解決」と言ったりしますが、仕事でも家庭でも様々な問題にぶち当たってなお、エンジニアリングを続けている我々は本当に頑張っていると思います。

来年の目標

どっかでLTやってみたいな、と。
子育てメンバーでも参加しやすい時間帯での企画、しませんか?
賛同者募集中!

この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?