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近況報告その2

仕事始めに

昨日やっと仕事始めでした。
体が痛い、とか言っているうちに松も明けてしまった。とりあえずお年賀のイラストは描きました。書初めです。あけおめです。

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体調がよくなくて年明け早々休んでいたら、職場の支援を担当しているひとに「あまり悩まないで」と言われました。
毎度そう聞かれるので今回も「悩んでません」と答えましたが、持病で体調が悪くて休んでいるのをあの方は「悩んでいる」と考えているのだな。メンタルに問題があるからって悩んでいるとは限らないし、悩むな、ってのもなんだかなという思いがあります。
こういうことがあるたびに、都度ひとつづつこちらが「違います」って言っていかねばならんのです。
誰かが言っていかないと、他の方も同じ思いをするでしょう。
なかなか骨が折れます。

日常の私

私の場合ですが、調子が悪くなると、古いことが様々一度に思い出されてそれに煩わされて仕事に集中できなくなることがあります。
しかしそれは悩んでいるのではなくて症状なんです。
私の精神症状は割と身もふたもなくて、悩みや悲しみだのの情緒が入る余地がないです。ひどく疲れやすいのとストレスがかかると体が動かなくなる。結界が貼られてるみたいにお風呂にはいれず、そのため外に出れなくなります。それを頓服飲んでだましだましやり過ごすのが日常です。

そりゃ日常生きていれば考えなければならないことは多々あるけど、それで悩む、ということは私にはありません。
それに、悩んだっていいでしょ。 心の持ちようはその人だけのものなのだから「悩まないで」というのは、あなたの病気は気の持ちようです、と言ってるのとなんら変わりがありません。
完全にNG対応です。
気の持ちようだったら入院もしないし何年も病院に通って薬飲まないです。福祉サービスも利用しません。
そこからか?と毎度思います。障害者を支援する立場の人でもこれなのです。障碍者に限ったことではないにせよ、この世はこの手の無理解に満ちています。

理解は無理なのでせめて

一口に、病気でメンタルに問題があると言っても人さまざまです。
もちろん罹っている病気によっても違う。だけど割と精神福祉の現場では障害当事者の現実を理解しないで、いや想像しないで働いている健常者は多いです。 専門職のかたでもそうです。
いちいち正さなければだし、話しても伝わらないことが多くてイラっともします。理解を求めるのはとっくにあきらめているので、せめて先入観無しで一人の人として接してほしいと思います。

私は精神障害者ですがそれ以前にそれなりに年齢を重ねた人間です。
以前ある公的なイベントで障害福祉担当だという方にお目にかかったことがあるのですが、いきなり抱き着かんばかりに距離を縮めてこられて面喰いました。
そういう距離感を温かさと見て喜ぶ方もいるかもしれませんが、それ、健常者の人にはやらないでしょう?
まるで大人が子供をほめるような態度でした。
どうか普通に大人の初対面同士として挨拶してください。


過剰さも温みもいらない ただ少しひとだと思って接してほしい

悩まずにというあなたこそいらない気回し 吾もひとなり

                           模卵   

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