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精神科に入院中短歌を詠んだ その5

短歌が見つかりました!

前回、入院中詠んだ短歌がPCの不調で取り出せなくなった、というお知らせをしましたが、テキストを投稿できるサービスにお友達限定ですべての短歌を披露していたことを発見しました。かなり以前のことになるのでその場に投稿していたことをすっかり忘れていたのです。

先日別件で必要があって見返してみたら入院中に読んだ短歌400首まるごとバックアップがありました!イエス!ないと言ったりあると言ったり、読んでくださった方を振り回すようで申し訳ありません。私にとっても大事なものだったので正直に言ってほっとし、小さくガッツポーズ出ました。

そういういきさつで、当初の予定通りあらためて「精神科に入院中短歌を詠んだ」を続けていきます。長かった入院のつれづれに発した言葉です。

今後もよろしくお願いいたします。

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精神科に入院中短歌を詠んだ その5


忘れずに居てくれたSありがとう
私は良い恋ばかりしている

もの作る人達ばかりと付き合って
君の素朴さ眩しく見えて

普通だと云えば誤解を産みそうで
君の話に相槌を打つ

初恋に何処か似ている君だから
愛の苦しみ知らない頃の

何故君か理屈じゃないから黙ってた
敢えて言うなら普通なところ

勘のいい君はわかると信じたい
言わなくていいさよならだから

夢想家と現実主義者が同居する
君の不安は消えるだろうか

母性など赤ん坊にしか湧きません
訴えるなら愛にしてよね

何時からか我がことを言えなくなった
もう行く君に何も言えない

独白に近い話にうなづいて
君の不安を吸い取るために

               模卵

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