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近況_張子にはまる

張子可愛い💛


突然のことですが、先月末ごろから張子づくりをしています。
そのため、Tシャツ&グッズ販売の活動を一時停止しています。
新作も出しておらず、セールでの宣伝もしていない状態です。

ふいに張り子を作り始めたのは、仕事で郷土玩具のイラストを描く
というのをやった際に、各地の張子細工の画像を沢山目にして
見ているうちに可愛さにやられてしまったのでした。

お気に入りは宮島張子の猿鹿琉球張子
そして興味をもってからいろいろ検索しているうちに知った
現代創作張子を作っている方々の作品
ここには挙げませんが、興味のある方はググってみてください
本当に可愛いんです!

わたしの部屋は生活するのと絵を描いたりするのがごっちゃになっているので置物や飾り物の類は部屋に置かない主義でしたが、可愛い張子を作っている方の作品を見ていると無限に欲しくなってしまう
置き場所も予算もないのに

それにいいものを見た時のわたしの癖で可愛いと思ったものは買うよりも
自分で作ってみたい!
となってしまうのです
なので、独学で一から張子づくりを始めることにしました


インターネットは便利だが

まずはネット上に沢山いらっしゃる張子づくりの先輩たちが書いた記事を検索して読んだり動画を見ることから始めました。
わたしのようなど素人にも分かりやすく作り方を解説してくださっている記事がすぐ見つかります。
身の回りのもので作る方法も、画像入りで解説してくださっているサイトが沢山ありました。

それを見てさっそく作り始めたのですが・・・
作り始めてすぐにわかったのは「ざっくりとした流れは同じではあるが、コツや勘所のようなものはその人それぞれの作家さんの作り方に拠っていて、それを書いてくださっているサイトは少ない。自分にとっての正解の作り方は自分で探すしかない」ということでした。

何もわからない状態から始めたのですから、まず材料をそろえなければならないのですが、その材料の選び方、作成手順は「自分がどんな張子を作りたいか」によって決まってくるのでした。

それは、ネット上にある情報(本当に有益なサイトがたくさんあるのですが)を鵜吞みにしただけではたどり着けない。
伝統張子を作ってらっしゃる職人さんの動画を見て、仕組みは理解しましたが、自分のやり方に落とし込むのには試行錯誤が必須。少しずつ自分にとってベストのやり方を見つけ積み上げるしかない、というのが結論でした。

さきほど3作目を完成させたところなのですが、当然ながらまだ全然思ったようには作れません。

ここに第1作目の画像を貼っておきます。

初作品はこうなった

1作目は、油粘土で型をつくってラップでくるみ新聞紙を水で貼るところから始めました
新聞紙を3層ほど貼り終えたところ。このときはまだ張子紙の存在を知りません。
ネットの情報を頼りに、この上からお習字に使う半紙を重ねて貼っていきました。
もともと絵を描くために持っていた固練りの胡粉ジェッソを緩くといて
3層ほど塗ったところ
型から外したところの写真は撮り忘れました
半紙と新聞紙だけでは強度も弱く外すときにばらけてしまったのをどうにか貼り合せて
体裁を取り繕った感じ
絵付けをしました。ターナー色彩さんのアクリルガッシュで塗っています
なんだか虫のようでもあり鳥のようでもあり
まだ何を作りたいかがちゃんとイメージできていない状態です。
また立体に絵を描くというのがものすごく難しい。三作目を作った今でも四苦八苦しています


わたしの頭の中には、すでに長く活動されている作家さんが作った本当に可愛らしい張子のイメージがあります。
つるんとして、すべっとして、とぼけていて、新しいけどどこか素朴で
手に取って愛で、傍におきたくなるようなものを作りたい。
私がそのレベルに到達できるまで一体どれぐらい時間がかかるだろう。

この日記はしばらく私の張子チャレンジ関係の事ばかり書くと思います。
次回は2作目について書いてみます

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