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特命調査・慶長熊本を終えた細川家クラスタのうめき

2020年4月に行われた『刀剣乱舞 特命調査 慶長熊本』の感想。 当時ふせったーで投稿していたものを加筆修正しました。
※科白劇上演前に書いたものなので若干の認識の違いなどは目をつむってください。

ゲーム配信開始前から細川家が大好きな歴オタで、事前登録勢&初期刀は歌仙兼定だったので非常に思い入れの強いイベントでした。復刻してくれ!!!!

ガッツリネタバレがあります。










やっぱり歌仙はガラシャに会ったことなかったんだなと思った。
細川ガラシャ=忠興の記憶のなかで美しく生きつづけていた人であり、忠興を通して玉ちゃんのことをずっと見てきたのかもしれない。
歌仙にとって細川ガラシャという人は幻惑であり、夢想であり、夢の中にだけ咲く花だったのかな〜というのが感想です。

本丸御殿のラスボス玉ちゃんだったけど、今までの薙刀の遡行軍とグラが違うのがさあ…………
キリスト教徒の女性の方がミサの時にかけるベールのようなものかけてるから、あのラスボスは「いつもの遡行軍」ではなく玉ちゃんだと分かるのがめちゃくちゃ辛かった。
家臣の薙刀で絶命した彼女が、自ら薙刀を振りかざして対峙してくるの何なんです???

「歴史を歪める為に変化したもの」でしかなく、我々の知ってる1600年に非業とも栄誉ともいえる死を遂げた人とは別人、別物なのだとまざまざと見せつけてくるじゃないですか。
少なくとも私はあの本丸御殿の玉ちゃんが正史と同じように誇り高き1人のキリシタンには思えなかった。
それでもあの本丸御殿にいた薙刀は細川ガラシャなんだよな…つらい、つらいよ……………


あの本丸御殿の細川ガラシャは忠興の記憶のなかで生き続けていた細川ガラシャ、明智玉と似ていたのかな。どうなんだろう


個人の考えですが、歌仙兼定の存在意義、美意識はすべて忠興の感性を模倣することからはじまってると思うんです。
忠興が利休の茶の湯を徹底的に再現したように。学びは「真似る」ことから始まるから。

歌仙兼定、玉ちゃんに会ったことがなくても、忠興がずっと大事にしていた玉ちゃんの事を何だかよく分からないし知らないけれど、この女性と一緒にいた記憶や感性は「風流」なことだから大切にすべきもの、として振舞っていたのかな〜と、特命調査をしながら思ってました。


うまく言葉にできないけど、先人や祖先の大切にしてきたしきたりを何となく分からないけど丁寧に向き合う、みたいな。

顔も声も知らない、あったこともない、戦死した祖父母の兄弟に手を合わせる時の気持ちみたいな。

歌仙兼定と細川ガラシャの距離感って多分そんな感じ。個人の考えです。

大切な人が大事にしていたものはきっと歌仙にとっても大事にすべきことで、それを守るための特命調査・慶長熊本なのかなぁと思いました


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