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グルコーストランスポーター1欠損症

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グルコーストランスポーター1欠損症&知的障害の子との生活。体調を保つために、糖質制限(ケトン食、修正アトキンス食)を続けています。てんかんもありましたが、発作消失から3年経ち、減…
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2020年4月の記事一覧

知的障害のあるわが子。その原因がわかるまで。

知的障害のあるわが子。その原因がわかるまで。

私には3人のこどもがいる。そして、2番目の子には、持病と知的障害があり、運動も苦手だ。仮に「ニンタ」と呼ぼう。6歳になったが、中身は幼稚園の年中さん、という感じだ。

ニンタはかわいい。しかし、かわいければ大変さはなんとかなる、ということはない。私はいろんな人に助けられながら、なんとかこの子を育てている。

ニンタが産まれたとき、最初は何の異常もなかった。立ち会った1番目の子が「うるさーい!」と言

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うちの子が、糖質制限をしている理由

うちの子が、糖質制限をしている理由

ニンタの脳は、栄養不足だった。ニンタは4歳で、グルコーストランスポーター1欠損症と診断された。その治療には「ケトン食」または「修正アトキンス食」という食事(糖質制限)が有効だと言われている。

この病気は、指定難病なので、正確な情報を知りたい、という方は、難病情報センターのページへ↓

グルコーストランスポーター1欠損症(指定難病248)https://www.nanbyou.or.jp/entr

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4歳の、病名宣告

4歳の、病名宣告

「ニンタさんは『グルコーストランスポーター1欠損症』です。遺伝子異常で、治療薬はありませんが、ケトン食や修正アトキンス食などの食事療法を継続すれば、発作や発達の遅れを改善できる可能性があります」。

主治医からニンタの病名を告げられたとき、私は、やっと病名がわかった…!という喜びと共に、これは困ったことになったぞ、という困惑も感じていた。

てんかん発作の治療に、食事療法があることは、なんとなく知

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子(+親つきそい)の入院先を選ぶときに考えたこと

子(+親つきそい)の入院先を選ぶときに考えたこと

隣県の専門病院へ1週間検査入院した結果、ニンタの病名「グルコーストランスポーター1欠損症」がわかった。国内の患者数はまだ100人にも満たない、指定難病だ。私はまず、難病情報センターのページを、食い入るように読んだ。その後、患者会にも入り、数少ない患者ブログも読んだが、結局、この難病情報センターのページ以上に簡潔、かつ正確に記載されているものはなく、ニンタの病気を説明するときには、相変わらずこのペー

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