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患者のくらし

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日々の生活のようすについて書いた記事です。だいたいがドジ話。
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#ステージ4

相変わらず 食欲だけは一丁前の朝食、 ごちそうさまでした。 大阪は0℃の朝だけど、 ステロイド効果で 寒さが苦にならない不思議。 引越し準備、 楽しみにしていた勉強会、 未来のために動く金曜日じゃ。 あ、今日は缶瓶ゴミの日! バタバタ..

おいしい野菜が恋しくて

「食べ過ぎる」とか、「食べられない」とか、「普通にしてるのに太る(or痩せる)」とか。がんを患うと、なかなかそのあたりのコントロールって難しい。 患者はいま、休薬期間が予定より長くなって食欲が戻ってきた。食欲がないときは「食べたいときに食べたいものを」というナースの常套句をしっかり守り、炭水化物ばっかり食べてかなり偏っていた。いまこそ、食生活を整えておこうじゃないか。そこで、以前お世話になっていた「野菜のお取り寄せ」の復活を検討していた。 オイシックスとか、大地を守る会と

冷えてはいけない患者の、猛暑日のおたのしみ

「冷たい」という言語は、人によって違った表現になる。 患者は「ちべたい」と表すことが多い。 方言かなと思ってGoogle先生に訊いてみたら、 京都も大阪も「ひやこい」と指導された。 とにかく。 患者は冷えやすい体質に加え、 副作用の骨髄抑制により白血球が少なく、 すぐに腹をこわすのが日常だ。 ちべたいもの、ひやこいものは なるべく避ける生活をしている。 毎日、腹巻きは欠かせない。 腹巻きは冬より夏なんですよ、奥さん! なるべく白湯を飲むようにしているし なまものを食べると

20170619診察日記その2

その1はこちら なんとか治療の道は、ぎりぎり繋がったようだ。先のことは全然未定だけれど、来週から3クール目の抗がん剤が投与される。 今の薬‥パクリタキセル(+アバスチン)は、4週が1クールだ。3投1休(週に1度を連続3回、4週目が休み)がきほん。ただ患者の場合、体がくらうダメージがでかすぎる。白血球問題が勃発し、たちまち生命体として危うい状態を迎えかねない。そこで、先生は隔週での投与を提案した。この場合2投2休っていうのかしら? 1週目と3週目に薬を入れる。2週間たっぷ

調整がむずかしい

木曜日、入浴前に体重を量った。 これまでの患者人生、夏場は痩せないように気を付けていたつもり。患者の身長は151cm(脊椎の具合で流動的)なのだけど、うっかり36キロまで落ちた経験がある。ましてや今は抗がん剤治療中。副作用で食欲がなくなるから痩せやすいのだ。 ところが、先日の診察で諸事情により休薬することになった。たちまち食欲が戻るから不思議だ。日常生活が戻ってきた幸せをかみしめる。 抗がん剤の投与量は、体重によって計算されるため、ふだんから体重は気にしているつもり。ち

夢のハーブボールナイト

嬉しい贈り物が届いた。東に住む友人が「タイフェス」のお土産を、西の患者へ送ってくれたのだ。オレはタイのものがとても好き。大阪にあるタイ料理屋さんへは、片手では足りない回数リピートしている。ああ、思い出しただけでヨダレが出てくる‥ ハーブボールのことは詳しく知らなかったけれど、どうやらとても美容と健康によいものらしい。数種類のハーブを布に包みこんである。蒸して体に当てたり、入浴剤として使ったりする。いろんな流派があるらしくて、タイでは病気の治療にも使われるとか。友人は、体調を