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アジア転職奮闘記②~ベトナム編~

つい最近まで元営業マンの日雇い労働者として、noteで投稿をしていました。

これからのキャリア、自分の理想のライフスタイル等を考えるうちに、再び企業に再就職したいと思い、就職活動を始めた。

英語力ほぼゼロ(中学時代の英語の授業は、夜更かしでモンスターハンターをやっていたせいで、いつも寝ていた)の私がアジア転職活動をする中で、
感じたことを語っていきます。



■ベトナムの特徴(日本との親和性の高さ)


アジア転職というとシンガポール・マレーシア・タイもしくは中国あたりのイメージが強いかもしれない。

シンガポールやマレーシアは語学エリートが働く印象がある。実際、求人を見てみるとTOEIC○○点以上や英語日常会話~ビジネスレベル以上といった条件が課されていることがかなり多い。

またタイは東南アジアで経済成長が盛んで東南アジア内では断トツで、
在留日本人数が多い。(経済成長がもう落ち着いてきているという話も聞くが、、)

ベトナムは東南アジア諸国の中ではタイ、シンガポールやマレーシアに続いて日本人が多い。また技能実習生として、日本に来ている外国人だとベトナム人が断トツに多く、日本との出入りが盛んな国だ。

その影響もあるのか、東南アジアでの日本語学習人口も断トツ一位。
ベトナムへのアジア転職で「語学不問」の求人が時々あるが、話を聞くと社内に日本語が話せるベトナム人の通訳がいるケースがあるみたいだ。

個人的に、日本との親和性が一番高いと感じるのは食事。
フォー、生春巻き(ゴイ・クオン)、バインミー(具材をフランスパンにサンドした食べ物)を始め、東南アジアの他の国より比較的マイルドな食べ物が多い。タイだとトムヤムクンだったり、フィリピンだと野菜料理が少なく肉・シーフードに偏りがちで日本人が暮らしていくには少し心配要素がある。

ベトナムの学校給食に2000年頃から味の素が参入したこともあり、味付けのベースとして味の素が広く普及していることも日本人に抵抗を少なくしていると思う。(たしかにフォーのダシとかも、あっさりしてるなあ。※味の素かは未検証のため、独り言です。)

※ちなみに東南アジア全体では「Maggi」というスイスのNestle(ネスレ)が提供している調味料が有名。ブイヨンでコンソメみたいなやつ。

話が長くなってしまったが、ここから詳しいベトナム転職事情を話していく。


■ベトナムの現地採用の待遇と条件


就労形態としては、現地採用を前提に話していく。
※企業の社内命令でベトナムに赴任する(駐在の)場合でなく、自ら転職して現地拠点で採用・就職するということ。

現地採用の給与としてはざっくりこのくらい。

  • 中途採用(概ね最低ライン)      1500$~ ■16.5万~

  • 中途採用(語学不問・業種or職種経験有)1800$~   ■19.8万円~

  • 中途採用(大手・英語日常会話)    2000$~   ■22.0万円~

※あくまで私がベトナム現地採用の方のブログや求人サイトで情報収集して
 まとめたものという認識でお願いいたします。


この給与計算をした時点でのレートが1$=135円とかなりの円安だったので1$=110円で計算してみた。

中途採用でも日本の新卒就職以下の給料に可能性が高い。只、語学や特別なスキルがある場合、大手企業での就職の場合は日本の新卒就職でも中堅~大手並みの給与かなと思います。

ただ現地での生活費を考えると大体10万~15万くらい(家賃など込々)。
※生活費は人によって差が出ますが、沢山の方のブログを読み集めて、こんな感じ。参考までに。


■ベトナムで就労するための条件


海外転職共通で必要な手続きですが、就労ビザとワークパミット(就労許可証)の取得が必要。

ざっくりですが、東南アジア数か国の取得条件をまとめました。

  • タイ       学歴・職歴の制限なし  ※企業起因で大卒以上の場合有。

  • ベトナム      大卒+社会人経験3年以上。※学歴と職歴の連動も考慮。

  • マレーシア   大卒+社会人経験3年以上。(専門卒+社会人5年以上)

  • シンガポール  短大・専門・大卒以上(新卒可)。最低給与額条件有。


タイは学歴と社会人としての職歴に制限がないことで、日本人の就職が多いようだ。必ずしも大卒でなくても社会人経験があったり、就職先企業の給与や専門性によっては受け入れてもらえる可能性がある。

ただ、各国ごとに条件が違うことと、日々条件が変わっていることは注意すべきだ。実際にシンガポールの最低給与額は数年前に引き上げられみたいだ。

ベトナムについては年々条件が厳しくなっており、大学で学んだ専門分野と職歴(社会人経験)の専門性がリンクしているかどうかも審査の対象になるそうだ。どのくらいの強度かは分からないが、、
あと、ベトナムでIT関連は条件が優遇されるらしい。


■まとめ


今回はベトナムでの現地採用について大まかに話したが、日本と結構馴染みやすい国だと思うので、はじめての海外転職に向いている気がする。特に語学不問で入社して、入社後に語学や海外でのビジネススキル&知見積み重ねられれば有益だと思う。※残念ながらベトナム国内で英語の会話レベルはそこまで高くないらしいが。

特に近年はタイで就労する日本人が増加しているので、ベトナムで就労する方が希少価値を高められる&経済成長率が高い市場でビジネスができる強みがある。タイの次に勢いがある国であり、シンガポールやマレーシアの様にハイレベルな英語を求められない点が特徴だと思う。

また食事面や生活面でも、慣れや工夫は必要ですが比較的他の東南アジア諸国よりやっていきやすそうだと思います。次回はベトナムでの就労&生活について、もう少し詳細を話していければと思います。


(参考資料)
外務省 海外在留邦人数調査統計 令和4年10月1日
100436737.pdf (mofa.go.jp)

ベトナム在留邦人2万2185人で国別14位、前年比▲5.3%減 [統計] - VIETJOベトナムニュース (viet-jo.com)

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