『ゴールデンカムイ』#296 武士道
なぜ、ウイルクは――そしていかにして刺青を彫ったのか? あまりに回りくどい隠し方に、土方歳三も疑念を抱いていたことがわかります。
ウイルクが土方に刺青を彫る回想から始まります。
土方の武士道
ウイルクと土方は、互いが証明できるか語り合いつつ彫っていたとわかります。刺青は相当痛いはずだけども、そこはどうしたのかな。それはさておき。
門倉が土方を知っているというけれども、それは父親のことだとわかる。ウイルクは土方がアイヌのために動くかわからないという。土方はアイヌに恩義があるという。キムシプに救われたと土方がいうことで、ウイルクも「コチョウベアスコ」というアシリパの名前を土方に教えたのでした。
ここから先は土方の戦闘場面です。刀と銃を両者ともに使う幕末を生きた戦闘員らしい戦い方です。
幕府軍はこういう戦闘術をちゃんと訓練しておりまして。土方が鳥羽・伏見で「これからは槍や刀の時代じゃねえ」と語ったことから、銃を使えなかった印象があります。今年の大河でもそういう古い通説由来と思われるようなセリフを土方が言っており、こんな偽土方は勘弁してくれと思ったものです。まあ、その愚痴はこれ以上はやめておきますが。
ここで土方と杉元が合流します。
この二人は似たモノ同士かつ、相性がいいとわかる。私が推察するに、杉元のモチーフには沖田総司がいると思うんですね。沖田の戦闘術は際立った反射性、動きの速さが持ち味。古希を過ぎた土方はスタミナ切れが心配ですので、補いつつ戦って欲しいところです。
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