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『ブギウギ』第17回 股野の恋

 きのう、桃色争議を「桃色葬儀」と書いていたと気づいたけど、まあえっか。

脇役の恋バナに焦点を当てるのは朝ドラのお約束

 というわけで、股野が大和に恋心を打ち明けるところがメインでした。
 これでふと前作を思い出したのですが、あれは案外、脇役の恋バナがなかった気がします。綾と竹雄は熱い恋があった。田邊は既婚者なので恋愛からスタートでもない。そう自分で反論できるけれども、あのドラマは波多野や藤丸はちょっとわかりませんでしたよね。野宮なども。男女の恋バナでなくてブロマンスを展開していたといえばそうなのですが。やはりあのドラマは異色だったのかも。

 こう考えてきて、やはり『ブギウギ』はちょっと古い感覚のドラマなんじゃないかなと思えてきました。恋する気持ちは人類が普遍的に持っているネタとして、長いこと消費されてきました。まあ、例えばの話、破壊衝動や謀略への思いなんかは常人は持ち合わせていませんもんね(持っていてたまるか!)。

 ゆえにこういうベタな恋バナで盛り上げるのはいいと思う。大和役は蒼井優さんですし。
 でも……。

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