『ゴールデンカムイ』#274 こだわり
杉元に救われたアシリパは、ある女のアットゥシのことを思い出しています。誰も見たことがないほど美しい、赤い糸を紡ぎ、夫のために着物を作った。それを着ていた夫が雨にあうと、マサカリの部分だけ変色してしまった。水に濡れ、金属に触れると変色する。こだわりが弱点にもなるとアシリパは語ります。
偽物はこだわりが暴く
房太郎の遺体をビール宣伝車とともに置く白石。アシリパは水に濡れた刺青一皮が門倉と一緒に金属に触れたとき、変色するところを見た。ミョウバンではなくケネの汁でなめしたとアシリパは見抜く。
かくして江渡貝の偽物が見破られました。愛する人のためにこだわりを見せたばかりに破綻した。
そしてアシリパは、ホロケウオシコニで間違いないと断言します。
とはいえ、それは鶴見にも伝えてしまった。案の定、月島の前で鶴見は興奮したのか転がっていると。鯉登はどうしたのでしょうか。
杉元はここで提案します。房太郎が教えてくれた最初に金塊を隠した場所へ向かうと。房太郎、さすが表紙になっただけのことはある。立派に役割果たしました。
そして汽車に乗るわけですが、一等車の偉そうな客に不潔だの切符いくらかだの嫌味を言われ、強制排除し刺青一皮を広げることに。
当時の汽車構造ってめんどくさい。よく調べてますね、さすがです。
そこでウトウトしながら、杉元はノラ坊時代のことを思い出しています。菊田は彼に言いました。
「俺は地獄行きの特等席だ。忘れてくれ。花沢勇作のことも全部忘れろ」
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