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『水都百景録』を楽しもう「日中インテリアを考える」

 知府さま邸宅システムが導入されました。素敵なインテリアが揃っていますね。
 ここで見覚えのあるものと、ないものがあると気づきましたか?
 綺麗な花瓶や掛け軸は、和室にも似合いそう。でも椅子やテーブルはちょっとちがう。
 実は当時の日本人は、明のインテリアが欲しくてたまりませんでした。けれども椅子とテーブルは幕末までは本格的に揃えようとはしません。それはなぜ?

日本国王・足利義満のルール

 明は海禁政策をとり、貿易を制限しました。それまでバンバン貿易してきた日本。たとえば元の時代、寇があったとはいえ、元とはずっと貿易を続けてきています。元寇も商取引上の手続きを鎌倉幕府が理解しなかったために発生したようなものです。元は別に日本征服なんて考えていませんよ。貿易ルールを詰めるために送った使者を、野蛮な(だってそうでしょ!)鎌倉幕府が斬り殺したのが悪いんですよ。

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