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『ゴールデンカムイ』#263 海賊房太郎こと大沢房太郎

 サッポロビール工場で、土方が馬上から目の前の敵を撃つ! 馬上でこういうことをするのは相当難しいのですが、それをこなすからトシさんはすごい! どんなスーパーじいさんだよ。しかし、こちらは大麦袋で囮でした。
 一方、杉元は鶴見と菊田の車両に乗り移っております。

大阪房太郎じゃない

 さて、白石と房太郎は……房太郎は大量出血で事切れようとしています。お前の子どもたちに伝えろ……そう言い残し、息も絶え絶えです。
 『ゴールデンカムイ』は、失血量が生死のターニングポイントになっています。リアリティ重視ですね。フィクションだとここがよくわからないものもあります。丸太が全部解決する『彼岸島』とか。ただ、本作はリアリティ重視でともかく失血量がポイント! ここは抑えておきましょう。樺太編でも、月島がそこまで重傷でないようで、頸動脈負傷の後遺症がかなりありましたね。
 致命傷はいろいろ考えられますが、背中をバッサリと鯉登にやられた挙句、ビールを泳いだのが決定打のような気がします。開口部が一番深刻な傷でしたから。
 房太郎は、刺青人皮を白石に託します。忘れるなよ、大沢房太郎の名を。そう言われたあとで「大阪房太郎」と間違える白石よ。ただ、この時代は人名のミスが今よりずっと多いのです。役場の職員が間違って聞き取ったせいで、意図した名前と違う戸籍名にされたとか。漢字も当て字にされるとか。
 そんなまちがいよりも、房太郎が金塊収集ポイントを白石に伝えたことが重要かも。さて、本当の情報なのかどうか?

「ノラ坊」ってどういうこと?

 杉元は菊田につかみかかります。しかし、ここで意外なことが!
「え……? 菊田さん?」
 杉元、すっかり子どもの目になってる! 菊田は?
「不死身の杉元って、ノラ坊だったのか?」
 なんだよ、ノラ坊って。この様子だと、杉元少年時代を知っていそうです。そういえば杉元は家族の死後、故郷を離れたようではあった。その間にノラだったとか? となれば、梅ちゃんのこともわかっているでしょうから、話が一気に動きそうではある。
 鯉登誘拐事件にも絡んでいるし、単行本表紙にもなったし、菊田が熱い! 杉元は菊田に振り落とされ、また走って追いかけ始めます。この馬車にアシリパはいるようです。と、私は予想する!

ソフィアがやってくる

 鯉登と月島は、追っ手がいないことを確認しつつ、合流地点へ。そのとき、鯉登の馬が撃たれ、人馬が倒れてしまいます。落馬で馬の下敷きになったり、頭部強打していないし、骨折もなさそうだし、鯉登はそこまで危険でもない。
 問題は、ソフィアが飛び降りてきた月島だ! しかも鯉登の馬が撃たれた位置からして、おそらくソフィアには仲間がいる。さあどうなるか?

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『ゴールデンカムイ』アニメ、本誌、単行本感想をまとめました。無料分が長いので投げ銭感覚でどうぞ。武将ジャパンに掲載していました。歴史ネタでより楽しめることをめざします。

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