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会津開催新選組展と『ゴールデンカムイ』ファン向け会津観光情報

 もう終わってしまい京都になりますが、会津で見てきました。こちらの紹介がおすすめです。

【レビュー】会津で開催中「新選組展2022-史料から辿る足跡」 近藤、土方、斎藤一らの息吹を感じる 福島県立博物館で9月19日まで https://artexhibition.jp/topics/news/20220905-AEJ971187/
【グッズ開封】「新選組展2022―史料から辿る足跡―」土方歳三の写真と和泉守兼定のアクスタや珍しい斎藤一のポストカードなど https://artexhibition.jp/topics/news/20220912-AEJ974961/

会津の方があたたかいことは考えておこう

 京都出身者に聞いてみると高確率で、「新選組嫌いやわ」と返ってきます。会津はちがう。ゆえに、対象への愛って意味では会津よね。

 いいから展示の話をしよう。

展示内容はドラマがある

 新選組か……。
 資料の珍しさや貴重かどうかでいえば、実はそこまで高くならないのは特徴。たとえば会津藩士が京都で使っていた幕末の茶碗が展示内容としてあるのですね。
 幕末の資料って、安いことが多いのです。会津で以前、日新館で使っていた漢籍が500円で売られているところをみました。大量にあるから安いのです。
 そういうお値段はこの際どうでもいい。正直にいえば、同じ福島県立博物館でも、戊辰150周年の方がレアなものは多かったと思えます。
 そういうことじゃないんだよ!

 今回の展示は、最新研究や資料もあります。斎藤一の御子孫が寄贈されたものがあって、これが素晴らしい。個人のものゆえに見る機会がなく、2022年になったからこそ見られるものです。あの有名な肖像写真はもちろんある。近藤勇が斎藤一に贈った根付なんて、ドラマがあって素晴らしい。根付そのものの価値はこの際どうでもいい。想像することで脳内に湧き上がるドラマがよいのです。
 斎藤一は松平容保からもいろいろいただいていて、明治以降の彼の交友が見えてくるのもいい。容保はすごく律儀ですね。

 土方歳三の戦死状況を記した遺族の書状とか。土方が着用して攻撃されたあともある鎖帷子とか。そして和泉守兼定。見る価値はやっぱり無茶苦茶ある。新選組ファン向けという意味ではコアだけど、ファンなら必見ですよ!

 そうそう、遠藤平太の装備も必見です。
 遠藤平太は会津藩に動員された少年兵です。新選組や白虎隊とちがって記録から消えてしまいがちな、そんな人物です。彼の視点で歴史をみた星亮一氏『平太の戊辰戦争』は素晴らしい。新選組だけではない展示内容にも意義があります。

 なお、福島展のみの限定もあるのでそこはご了承ください。

物販は?

 『刀剣乱舞』グッズに、史実土方歳三アクリルスタンドまで。充実していて財布が軽くなる……と言いたいけど、電子決済なのでそんなことはなかった。荷物は重たくなったけど。図録はオススメ。

『ゴールデンカムイ』と関係あるのぉ?

 これ、『ゴールデンカムイ』マガジンに関係あるのかというと、あるんだ。
 中田譲治さんが音声ガイドです。土方の声で新選組の歴史を語ります。これだけでも無茶苦茶価値がある! 和泉守兼定もあるし。
 『ゴールデンカムイ展』に欠けた何かを埋め合わせると思えるんだな。

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『ゴールデンカムイ』アニメ、本誌、単行本感想をまとめました。無料分が長いので投げ銭感覚でどうぞ。武将ジャパンに掲載していました。歴史ネタでより楽しめることをめざします。

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