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『ゴールデンカムイ』#302 車内暴力

 痛々しくも頬が剥がれている杉元は、それでも鶴見さえ殺せば片付くと考えています。鶴見はそれを見越してか、列車の屋根へ。
 牛山と土方が応戦し、第七師団兵を防ぎます。彼らもかわいそうなんですよ。家には開拓に励む家族がいるだろうに。鶴見は外道だなぁ。
 戦争で出征することはどの地域でも酷い話ではあるのですが、第七師団は中でも特にひどいのです。というのも、明治の和人道民は他の地域よりも人脈が破損している可能性が高い。親戚付き合いをリセットしてきた人が多いのです。となると、留守家族の負担は大きくなる。ただでさえ北海道は気候が厳しい。それなのに、第七師団の戦傷率が最も高いのが日露戦争です。働き手の男性を失うことで、最も打撃が大きいのは北海道です。ゆえに鶴見はとっとと彼らを家に戻すべきです。

 アシリパを下ろそうにも、車外には鯉登や月島がいます。軍刀を構えて馬に乗る鯉登は流石の身体能力です。気になるのは、月島と鯉登の再会。月島は鶴見を選んだようで、鶴見不在の場で鯉登と出会したら決意が変わる可能性はある。鯉登は実に面白いカードになりました。

 土方と杉元は、アシリパを逃すためになるべく粘って倒そうとします。親譲りのおせっかいだとつぶやく杉元に、土方はこう言います。
「いや……武士道だよ。杉元佐一」
 二人が戦います。
 ここで牛山の元に、月島が銃剣を構えて入ってきます。ということは、車両の外でアシリパが出くわすとすれば鯉登になりました。
 
 車内暴力に気づいた運転士が止めようかとすると、尾形が撃ってしまいます。地獄行きの列車には鯉登も乗ってきます。ついに全員集合か? 果たして何人が生き残れるのでしょうか?
 そういえば谷垣はどうしたっけ。

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『ゴールデンカムイ』アニメ、本誌、単行本感想をまとめました。無料分が長いので投げ銭感覚でどうぞ。武将ジャパンに掲載していました。歴史ネタでより楽しめることをめざします。

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